焼き鳥や串焼きの店が増えて続けている香港に6月22日、牛肉をメインに据えた串焼きの店「牛惣居酎屋（ぎゅうそういちゅうや）」（22/F.Circle Tower, 28 Tang Lung Street, Causeway Bay, Hong Kong TEL 2682 3302）がグランドオープンする。

豊富にそろえた串メニュー

　日本食レストランも多くあり、「ラーメン・ストリート」とも呼ばれる銅鑼湾の登龍街に店を構える同店。店舗面積は2045平方フィートで席数は65席。日本料理店らしく入り口から木をふんだんに使っているほか、照明を少し落とし落ち着いた雰囲気を演出。窓側には焼酎をズラリと並べる。

　串焼きは、「牛スジ」（28香港ドル）、「厚切り牛タン焼き」（58香港ドル）、「牛レバー」（32香港ドル）、「牛ホルモン」（38香港ドル）など一般的な部位のみならず、「ギアラ」（32香港ドル）、「牛頬肉」（38香港ドル）、「リブロ―ス」（34香港ドル）など串焼きでは珍しい部位もメニューに並べる。「ほんのりとした甘さと辛さが同居する」という「横隔膜ハニーマスタード焼き」（36香港ドル）、ゴマの風味が利いている「横隔膜黒焼き」（36香港ドル）など自家製のタレなどをつけて食べるメニューも用意。

　日ごとにシェフが薦める牛肉の3点セット「精選牛3点」（188香港ドル）もあり、牛肉の巻物ではサクサクとした食感の「くわい牛肉巻き」（38香港ドル）がお薦めだという。ほかにも「チーズ牛肉巻き」（38香港ドル）、「きのこ牛脂巻き」（34香港ドル）など巻物だけでも計10種類ある。牛肉以外でも「ギンダラ」(58香港ドル)や「ぶりかま」（188香港ドル）、「ラム」（62香港ドル）など、あらゆるメニューを串に刺して提供する。

　日本産のコリアンダー使ったサラダ「新鮮パクチーサラダ」（88香港ドル）、「牛スープ稲庭うどん」（88香港ドル）、「牛タンのアヒージョ」（48香港ドル）などのサイドメニューも充実させた。

　「居酒屋」ならぬ「居酎屋」とうたい、80種もの焼酎を用意する同店。お薦めはバラを使った芋焼酎「薔薇の贈りもの」（グラス＝75香港ドル、720ミリリットル＝650香港ドル）、薩摩焼酎「蔵の師魂」（グラスのみ＝95香港ドル）など。ユニークなのは漫画「北斗の拳」の芋焼酎。ケンシロウの「お前はもう死んでいる！」（グラス＝88香港ドル、900ミリリットル＝880香港ドル）、ラオウは「我が生涯に一片の悔い無し」（同）。いずれもキャラクターの顔をあしらった独特のボトルデザインが特徴。

　営業時間は18時～翌1時。