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香港に手巻きずしが中心の「テマケリア」 店内は大音量でパンク精神追求

コーンシェルで巻いた手巻き寿司など斬新なメニューが並ぶ

コーンシェルで巻いた手巻き寿司など斬新なメニューが並ぶ

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 手巻きずしを中心とした日本食ダイニング「TMK」(Shops G & H, G/F and M/F, Hollywood Centre, 77-91 Queen’s Road West, Sheung Wan TEL 2662 2269)がこの夏上環に登場し、8月1日、ランチの提供を始めた。ハリウッド・ロードとクイーンズロード・ウェストが交差する上環エリアに店舗を構える。イタリア料理「Pirata」、スペイン料理「The Optimist」、ペルー料理店「TokyoLima」 などを手掛ける「Pirata Group」が経営する。

「族車」の展示やステッカーやグラフィティで溢れる店内はパンクかつ「場末感」を演出

 タコスとブリトーなどのメキシコ料理と共に、ビールなどを提供するカジュアルなダイニングを「タケリア」と呼ぶが、手巻きと日本の酒を活気あふれるにぎやかな空間で楽しむ場所として「テマケリア」と名付け、パンクロックを融合させた空間で、食もインテリアもサービスもパンクな精神を根底に、自由な発想と遊び心を追求しているという。

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 1980年代の改装された「族車」を店内中央正面に展示し、鉄とウッド素材を多用。場末のバーのような内装に仕上げて作り上げたパンクな空間では大きな長テーブルとスツール席を店内中央に添え、コミュニティー感を狙った。大音量で流れる音楽は気兼ねなく大声で会話を楽しめるようにとの配慮から。盛り上がりが絶頂に達したら「Drinks on me(私のおごり!)」と叫んで飲み友達の輪を広げられるのが、同店での楽しみの一つとなる。ゴングが鳴らされると、290香港ドルで店内の客全員とスタッフにゴング日本酒の振る舞い酒が配られる仕組み。

P irata Groupの共同創業者クリスチャン・タルポさんは「TMKは香港の飲食店に欠けていたピース。ユニークで、唯一無二のパンクカルチャーにインスピレーションを受けた新しい飲食体験を提供する場所」と述べ、同じく共同創業者のマニュエル・パラシオさんは「TMKに来ると帰りたくなくなる。クレイジーなインテリアに、奇抜なスタッフ、最高の食事に絶え間ない活気で、いつ来ても楽しめる場所。我々と同じくらいお客さんにも愛される場所になってほしい」と述べ、コミュニティー感を大切にしたコンセプトで自信をのぞかせる。

 メニューは、メインとなる手巻きでは定番の「Classic」とオリジナルの「TMK」の2種類を用意。定番には、「Spicy Tuna」(68香港ドル)、「Salmon Avocado」(48香港ドル)、「Hamachi Tomato」(58香港ドル)などが並び、「TMK」には揚げたマグロの手巻き「Tuna Hotdog」(98香港ドル)や、コーンシェルにサーモン、アボカドの天ぷらが入った「Salmon Taco」(78香港ドル)などの風変わりなメニューが並ぶ。

 ほかにもシェア向けのスターター、刺し身やすしを用意する。メニューは同店のエグゼクティブシェフを務めるミゲル・ウエラモさんと日本人料理長の鈴木猛史さんの2人が作り上げた。8月1日にスタートしたランチは148香港ドルから手巻きを含むセットメニュー4種類を提供している。ドリンクは店名を冠したオリジナルの日本酒のほか6種類を用意し、グラスと升の盛り切りでも提供する。さまざまなウィスキーを取りそろえ作るハイボール、梅酒、日本テーマのカクテルにクラフトビールなどを用意している。

 営業時間は、ランチ=12時~14時30分、ディナー=18時~24時。