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東京・日本橋の天丼店「金子半之助」が香港進出 メニューは天丼3種で勝負

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 東京・日本橋に本店がある天丼の人気店「金子半之助」の香港1号店が9月11日、葵芳(Kwai Fong)にあるショッピングモール「新都会商場(Metro Plaza)」(Shop 107-108, 1/F., Metro Plaza, 223 Hing Fong Road, Kwai Fong, Kwai Chung, Hong Kong TEL 2661 8212)にグランドオープンする。現在は日本に12店、アメリカに4店、台湾に6店、北京に1店を構える。

店内の様子

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 店を創業した金子真也さんは、祖父で調理師であった金子半之助さんから「閻魔帳」と呼ばれるレシピ集を引き継いだ。その中に天然大豆を利用し無添加の材料を使う「秘伝の江戸前の丼たれ」の作り方があった。金子真也さんはたれに合う材料を研究し、独自の天丼を作った。2011年、日本橋で祖父の名前を冠した天丼の店を創業。素材にこだわった天丼を高級店の天丼の価格の半額ほどで提供したことで話題となり、行列ができる店となった。

 その後、金子さんはつけ麺「つじ田」の創業者である辻田雄大さんと共に、それぞれが持つ自分の店を売却。創業者利益を得た2人は、エクイティ・ファンド企業と一緒に「おいしいプロモーション」に出資し、ファウンダーという立場で自身が創業した金子半之助と辻田に関わっている。自身の店を国際化させるため店をあえて売却し、共同の飲食店運営会社を設立してより組織化することで事業拡大を図っていくというスタイルを取った。

 店舗面積は1000平方フィート、席数は44席。内装のコンセプトは、基本的に日本の店を踏襲する形を取った。壁にはプロジェクターを使って桜を映し、和のスタイルを前面に出すようにしている。オープンキッチンを採用し、エンターテインメント性を加えながら天丼を作る様子を見せるよう工夫した。

 メニューは天丼3種類だけで勝負する。「天丼」(98香港ドル)はマイタケ、エビ、イカと小柱のかき揚げ、半熟卵、のり、サヤエンドウをのせる。「上天丼」(118香港ドル)は、マイタケの代わりに、魚のキスが付き、その他は天丼と同じ。最も高い「江戸前天丼」(138香港ドル)はキスの代わりに穴子が付く。いずれも、みそ汁と漬物が付くほか、トッピングも可能。穴子(68香港ドル)、えび(2尾38香港ドル)、いかと小柱のかき揚げとキス(各28香港ドル)、マイタケ(18香港ドル)、半熟卵(12香港ドル)、のり(2枚8香港ドル)となっている。

 現在はソフトオープン中。営業時間は11時30分~22時30分。

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