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香港政府、新型肺炎の規制再び強化 政府による強制検査を拒否すれば罰則も

感染者数が若干増えたことにより規制強化に乗り出した香港

感染者数が若干増えたことにより規制強化に乗り出した香港

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 香港政府は11月14日、世界における新型コロナウイルスの感染者が再び拡大傾向を示していることを受け、今月16日~26日の対策を急きょ発表した。店内の飲食は深夜2時までだったが、再び深夜零時に戻った。それに加え、今月15日から新たな感染防止策として政府が特定のグループなどを指定し、医師が有症状者に対して感染の有無を調べる検査を強制的に受けることを求める法律を制定した。

 17日現在、香港の累計感染者数は5471人、死亡者は108人、回復者5212人、新規感染者は4人、うち域内感染者は1人となっている。香港政府は11月13日から中国本土、台湾、マカオを除く外国から香港に入境する人を対象に14日間のホテルでの強制検疫を義務化したが、それに続く厳しい措置を打った。

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 公共での集まりを制限する「限聚令」については最大4人、公共の場や公共交通機関でのマスク着用義務は継続する。レストランの店内飲食は午前2時以降禁止だったが、2時間前倒しし、午前0時からとなった。早朝5時に禁止時間が終わることと禁止時間帯のテークアウトが可能であることに変わりはない。レストランとバーの収容人数は75%から50%に再規制された。1卓当たりの人数は、レストランは6人から4人に、バーは4人から2人に減らした。テーブルの距離を1.5メートル離すこと、検温、消毒、飲食時以外のマスク着用義務は方策も継続する。屋内運動場やスケートリンクでのマスク着用義務も復活した。

 香港では内需による観光需要を喚起するため「ステイケーション」を推奨しているが、そこにも規制がかかった。1室利用は最大4人まで(家族で利用する場合は除く)、利用時は顧客の個人情報を登録する。一般の客室と検疫用客室の利用階は別々にすることや、今月18日からは強制検疫者への訪問を禁止する。ただし、部屋の前まで行き差し入れをすることは可能。

 11月15日から政府は、特定のグループを対象に強制的に感染についての検査を受けさせることができるようになった。例えば、クラスターが出た建物の住人や勤務する人、特定の職業に従事する人などが対象となり、政府指定の検査機関か衛生署による検査を受けなければならない。指示や命令などに従わない場合、2,000香港ドルの罰金か場合によっては最高で6カ月の禁固刑に処せられる。

 この冬は、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行する「ツインデミック」が懸念されているが、子どもを中心に鼻腔、咽頭、喉頭に炎症症状が起こる上気道感染/呼吸器感染症が171件確認されていることから、11月14日~27日の2週間、全ての幼稚園と幼児中心(Chile Care Centre)での対面授業を停止することを決めた。オンラインの授業に切り替える。