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香港のイタリアン「208 Duecento Otto」が10周年 イタリア直送の珍しい食材も

10周年で多くのメニューを刷新

10周年で多くのメニューを刷新

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 香港で人気のクラシックイタリアン「208 Duecento Otto」(208 Hollywood Road, Hong Kong TEL 2549 0208)が11月17日で10周年を迎え、新しいメニューをスタートした。

イタリアから直送の食材を各種メニューに使う

 10年前の香港はまだまだ本格的なイタリアンを楽しむことができる店が少なく、同店は香港におけるイタリアンのレベルを向上させる先駆者としての役割も果たしてきた。同時に当時は閑散としていた周辺地区をバーやレストランが集まる繁華街へと変えるきっかけにもなった。

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 以前は、グランドフロアをカジュアルに仕上げ、階段を上ると高級感のある空間が特徴の同店だったが、10周年を機に少し印象を変えた。ジャンマルコ・サイ新総支配人は、母国のホスピタリティーなど、スタッフにイタリアのあらゆることを教えて新しい風を吹き込んだという。

 グランドフロアの「ハウス・オブ・アペリティボ」は、さまざまなハーブやボタニカルが香る白ワイン「ベルモット」や「フォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)」を専門に楽しむエリアに生まれ変わった。業界のベテランであるマッテオ・ステファニ(Matteo Stefani)フロアマネジャーが監督し、ゲストの好みに合わせてイタリアの伝統的な飲酒文化を学ぶことができるようにした。少量生産のベルモットに加え、さまざまな地域のイタリアワインを幅広く取りそろえる。

 フォーマルな1階のフロアではこれまで同様、イタリアンの各種メニューを提供。ベローナ出身で10年以上の料理経験を持つゼノ・ベヴィラッカ(Zeno Bevilacqua)シェフが調理場に立つ。イタリアの職人が手掛けた「しっとりとした味わいが持ち味」のソーセージ「モルタデッラ(mortadella)」や生ハム「プロシュート」は、モデナとパルマから直送したもの。ほかにも「エルサレムアーティチョーク」、甘い青唐辛子「フリッジテッロ」、チーズ「ペコリーノ・ディ・ピエンツァ」ほか、さまざまな大きさのブラータチーズなど、香港では他では手に入らない豊富な食材がメニューに登場する。

 季節ごとに内容を変えるピッツァは、特別な食材にスポットも当てる。現在は、秋にぴったりの「ベローナ」を提供。赤紫の葉「ラディッキオ」とカボチャのピューレ、ゴルゴンゾーラチーズ、イタリア産クルミを組み合わせたもの。モッツァレラチーズをパンでサンドして揚げたイタリアンの定番「Mozzarella in Carrozza(モッツァレラ・イン・カロッツァ)」は、「最適なチーズを見極めるために少なくとも9種のチーズで試した」という。

 海鮮ではシチリア産の貝類とアンドリア産のクリーミーなブッラータチーズを組み合わせた「Raw Italian Red Prawns」、肉料理はイタリア産ピエモンテ州のブランド仔牛「ファッソーネ牛」を使ったタルタル「Fassona Tartare Beef (ファツソーネビーフタルタル)」を新メニューに加えた。チョコレートを食べて育ったともいわれる牛「Tagliata Mayura(タリアータ・マユラ)」は炭火でじっくりと焼く。

 自家製パスタには、アルデンテの手作りのパスタに、ミニミートボールを添えたアブルッツォ州の代表料理「Spaghetti alla Chitarra(スパゲティ・アッラ・チッタラ)」、ジャガイモと小麦粉、新鮮なボストンロブスター、樹齢350年以上のオリーブの木の実から作られたエキストラバージンオーガニックオリーブオイルを組み合わせたニョッキ「Potato Gnocchi」もメニューに並べた。バローロワインの生産者とのコラボレーションにより、毎週空輸されるトリュフを使ったラビオリ「Ravioli Truffle」もある。

 新鮮なマスカルポーネチーズとイタリア産の卵を使った特製ティラミスを楽しんだ後、カンパリ、ベルモット、ジン、チョコレートビターズをミックスしたカクテル「シネマ」で締めくくる提案もしている。

 営業時間は12時~24時。