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香港に新しいラグジュアリ―ホテル「The Hari」  ロンドンに続き2軒め、和食レストランも

香港島の中心部にオープンしたラグジュアリーホテル

香港島の中心部にオープンしたラグジュアリーホテル

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 香港・灣仔の駱克道に12月12日、高級ラグジュアリーホテル「The Hari」(330 Lockhart Road, Wan Chai, Hong Kong TEL 2129 0388)が開業した。同ホテルはホテル投資や開発を手掛ける実業家ハリレラ家が率いるホテルズによるもので、2016年夏、イギリスに「The Hari London」を開業して以来2軒目となる。ハリレラグループは現在、香港、中国、アジア、ヨーロッパ、アメリカに15のホテルを所有している。

 ロンドンの魅力をちりばめ、にぎやかな香港のダイナミズムを表現したホテルは、5代続けて香港に住むハリレラ・ホテルズのアロン・ハリレラ会長兼CEOによる壮大なビジョンでもあった。「ロンドンから香港に自社ブランド『ザ・ハリ』を持ち込むことができてうれしい」とハリレラ会長は話す。「香港は私たちの家であり、私はその将来について前向きに考えている。ここを香港を街の道しるべとして、私の希望は、この開業が明確かつ強力なメッセージを発信し、この先にあるものへの自信につなげたい」と続ける。

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 デザインに当たってはハリエラさんは、国際的な建築事務所を率いるテラ・バーナード(Tara Bernerd)さんを指名した。同事務所はロンドンを拠点とし、インテリア建築などを受ける事務所で、ハリレラさんとは10年以上の信頼関係がある。ハリレラさんらが求めるものの一つに「香港にロンドンの雰囲気をもたらしてくれるイメージ」も掲げる。

 琥珀(こはく)色のレザー、グレーのマーブル模様、ニュートラルな質感のリネンなどの素材感も大切にした。ツイードとベルベットの生地をミックスしたブルー、グリーン、ブルーに温かみある土のような色調。木材、大理石なども組み込む。3つのルーフトップスイートを含む210の客室とダイニングアウトレットには、さまざまな装飾が施されている。

 客室は、バスルームを開放することで空間を最大限に活用できるように配慮し、ワードローブ、アンティークな真ちゅう製の格子ドアでバスルームを閉鎖することもできる。スタンダードのキングルームとツインルーム全室に設置した2人掛けソファは、深みのある琥珀色にした。バスルームはグリーンを基調とした大理石で仕上げている。アンティークバスルームの鏡やワードローブの構造には、真ちゅうを使う。コーナールームはスタンダードな客室よりも広く、同様に開放的なレイアウトでデザインしたうえ、ドレッシングルームも追加した。コーナールームからは、にぎやかなコーズウェイベイを眺めることができる。

 プレミアム・コーナー・ルームからは灣仔と金鐘を一望することができる。屋上スイートには「ハリ・スイート」があり、各スイートには独立したリビングルームとプライベートテラスも。ネイビーとグレーのツイードとベルベットの暖かみのある色調でまとめた。黄色いベルベットのソファはオーダーメードしたもの。クレンデンザ、フロアランプ、ガラストップの大理石のコーヒーテーブル、アームチェアなども用意する。

 イタリアンレストラン「ルッチオーラ・レストラン&バー(Lucciola Restaurant & Bar)」は、伝統的な味を現代風にアレンジして提供するイタリアンで、壁には、モロッコのマラケシュを中心とする地域に伝統的に伝わる左官仕上げの工法「タデラクト」で磨かれたしっくいの長い壁がある。

 ワンフロア上にある日本食レストラン「Zoku Restaurant & Terrace」では、日本料理をラウンジスタイルで提供する。レザー、柄のあるファブリック、彫刻のような家具など、全てを折り紙のようなアクセントに仕上げ、日本へのオマージュとした。テラスバーでは、昼から夜遅くまでの接待にも対応できるよう設計している。