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香港・屯門に香港最大の「Don Don Donki」開業 8店舗めは「鉄道」をテーマに

これまでの店舗と比べ通路幅も広くとり、「上質な日本」を表現。

これまでの店舗と比べ通路幅も広くとり、「上質な日本」を表現。

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 香港で拡大を続けるディスカウントストア「ドン・キホーテ」の東南アジア仕様の業態「Don Don Donki」の香港最大となる屯門プラザ店(Shop UG001-UG023, UG/F, Tuen Mun Town Plaza, Phase 1, 1 Tuen Shun St., Tuen Mun, )が7月20日、開業した。

屯門店最初の県フェアは「愛媛県」

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 屯門エリアは新界の中でも北西部にあり長い歴史がある地域。唐朝期(618~907年)、朝廷は海上貿易を守るため、広州市の港口で軍港「屯門軍鎮」を開いた。それが「屯門」の名称の由来。1960年代に入ると、屯門区は香港政府が第一世代として開発した「新市鎮(ニュータウン)」になった。珠江(シュコウ)の河口にあり、青山(キャッスルピーク)や大欖(タイラム)に囲まれた屯門は都会の喧噪(けんそう)から離れたエリアで、週末には「黄金海岸(ゴールドコースト)」、大欖涌水塘(タイラムチョン貯水池)、別名「千島湖」などで過ごす人も。同地区の商圏は50万人以上にも及び、MTR「屯馬線(Tuen Ma Line)」の開通と共にさらに注目を集めている。

 売り場面積は、これまでの中で最大となる2618平方メートル。新しいコンセプト「A trip to Japan where you can find happiness.(幸せを見つける日本への旅)」をテーマに鉄道で日本を旅しているような感覚を出すため、ポップや装飾などにも工夫を凝らす。

 桃やブドウなどの旬の日本産フルーツ、すし・刺し身、肉類、デリカテッセンなど、DONKIの定番セレクションで構成する。焼き肉スタイルが人気を博す香港市場に対して、和牛など高級輸入肉も含む和牛のコーナーや、大きな魚をそのまま店頭に並べるようなインパクトある陳列も目を引く。ドンキといえば派手なポップと耳にしっかり残るテーマソング、所狭しと積み上げられる商品も特徴の一つだが、同店では「上質な日本」を打ち出すため他店舗と比較してすっきりとした売り場づくりでスタートする。

 酒類、家庭用品、飲料、スポーツ、玩具、ペット関連商品なども充実させた。通常の売り場に加えて、同社のピークでも展開する業態で、エリアを大阪の道頓堀をイメージしたストリートスタイルの屋台ブースとして展開するコーナーもある。「銀だこ」や鹿児島のさつま揚げ「玖子貴」のテナントも出店。さつま揚げはローカライズしたフィッシュボールの味の違いをコリアンダー、明太子、昆布、サクラエビから選べる同店限定アイテム(1個12香港ドル)もある。

 日本プロダクトエリアでは、セレクトした日本の県の商品を集めた特産品フェアなどのイベントを開催する。オープンと同時に展開する「愛媛県フェア」では137点の商品を並べ、3カ月にわたって店を変えながら愛媛コーナーを予定しているという。今回は春に実施したかんきつを中心とした愛媛フェアに続いて、加工食品を中心とした展開となり、89品目について香港初上陸の商品を仕入れた。生のかんきつだけでなく、その素材を生かしたゼリーやジュースのほか、ドライフルーツといった加工品など、バラエティーに富んだ商品を並べた。古くから酒造りが盛んなエリアであることからも、数ある人気商品の中でも、スパークリングのお酒や梅酒、かんきつのリキュールなど女性に人気の高い商品を、より多くラインアップしている。

 営業時間は8時~翌1時。

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