シンガポール発でスープベースの火鍋店「Beauty in The Pot」(Shop 803, 8/F, Gala Place, 56 Dundas Street, Mong Kok TEL 3162 8238)が先月オープンし、注目を集めている。
同店は6月にオープンし、8色のカラフルな小籠包で知られる中華レストラン「パラダイス・ダイナスティ(Paradise Dynasty)」などを経営するシンガポールの飲食企業、パラダイスグループ(Paradise Group Holdings Pte Ltd)が経営する。
6000平方フィートの空間に202席を用意する店内は女性客を意識し、「お姫様ピンク」がテーマで、壁や家具などピンク一色に仕上げたユニークな空間が特徴。カスタマーサービスに力を入れる同店では、小さな子ども連れでもゆっくりと食事を味わえるようにと、店内には3歳~7歳が利用できるプレーエリアも設け、子どもがプレーエリアで遊んでいる最中も安心できるようにと、モニター付きタブレットも用意する。
地元シンガポールをはじめ、マレーシア、ミャンマーで10店舗を展開する同店では、6つのスープベースを用意。看板メニュー「Beauty Collagen Broth」は貝柱、鶏肉、鶏足、豚骨、豚足を6時間以上煮込み、「甘みとコクのある濃厚なスープ」に仕上げた。辛い物好きに薦める「Spicy Nourishing Soup (Pork Bone Soup)」は朝鮮人参を丸ごと一本、トウキ、クコの実など高価な漢方薬を豚骨スープと煮込んだもので、辛さは3つのレベルから選べる。「Herbal Drunken Chicken Broth」は放し飼いされた鶏の肉とアマドコロ、ツルニンジン、トウキなどの高級漢方を一緒に最低2時間煮込んだもので、紹興酒の後味を楽しめる。「Cooling Coconut Broth」は新鮮なココナツの果肉とジュースを使ったユニークなスープベース。「甘すぎず、さっぱりとした味わい」に仕上げたスープはスペアリブ、鶏肉、鶏足、白木耳などを一緒に煮込んでいる。「Longevity Wild Pine Mushroom Broth」はベジタリアン向けのスープベースで天然のマツタケ、ポルチーニ茸(だけ)、冬虫夏草、マッシュルーム、シメジなどから成るキノコ類たっぷりのスープベース。「Vitamin C Tomato Sweet Corn Broth」はトマトをベースにした濃厚なトマトの味わいを楽しめるスープベースとなっている。
上記6つのスープに合わせる具材も同店独自に工夫したものを提供。同店一押しの「Signature Homemade Fish Tofu」はハマチと大豆、卵を合わせたもので、豆腐のような滑らかな食感を味わえるハマチのすり身。他に、エビを100%使い、毎日新鮮なものを手作りしているエビのすり身「Crab Roe Prawn Paste」や、料理人が新鮮な豆腐の皮のみを選んで揚げた「Fried Beancurd Skin」などが看板メニューとなっている。このほか、肉や海鮮類もA4和牛や長野豚の豚バラ、日本産のホタテ、カナダ産のウニなどを含む刺し身盛りなどを用意している。
シンガポール店同様、香港店も深夜まで営業しており、営業時間は12時~翌3時。22時以降の来店でスープベース、付け合わせ、ドリンク類を除く火鍋具材が20%引となる。