最近リニューアルした九龍駅エレメンツ内にあるタイ料理の人気店「マンゴーツリー(Mango Tree)」が8月1日、よりカジュアルなカフェレストラン「マンゴーツリー・キッチン(Mango Tree Kitchen)」(Shop 314, 3/F, Cityplaza, 18 Taikoo Shing Road, Taikoo Shing, Hong Kong TEL: 2577 0699)を太古のモール「Cityplaza」にオープンした。経営は「マンゴーツリー」同様、1957 & Co社で、日本にも店舗がある同ブランドの香港1号店は3月、元朗の「YOHO MALL」にオープンしている。
店舗面積は3500平方フィートで、席数は140席。インテリアにもこだわっているのが同店の特徴。「食事だけでなく、食事空間でも本場タイの雰囲気を感じ、楽しんでほしい」とインテリアデザインにも力を入れている。香港のデザイナー、梁志天さんを迎え、竹や木を取り入れたほか、色は緑とウッド色を基調に、「自然のエネルギーを感じられる空間」を作り上げた。壁にはタイのジャングルを彷彿(ほうふつ)させる熱帯の植物を描く。熱帯雨林をテーマに「スタイリッシュでありながらカジュアルでリラックスできる空間を意識した」という。ここでは、タイの伝統模様が描かれた青と白の手塗りの食器を使う。
「マンゴーツリー・キッチン」のオープンに伴い、新しいタイ料理のインスピレーションを探すため、同社でタイ料理長を務めるAnunte Sae-uneさんとCEOの郭志波さんはタイ各地を旅し、郷土料理などを食べ歩いた。その結果、太古店限定で提供する4品の新メニューが生まれた。半熟のゆで卵を揚げ、ソースをのせた伝統料理「Soft-boiled Son-in-law Eggs」(48香港ドル)、バナナの葉に包んだアカエイのグリル「Grilled Stingray in Banana Leaves」(168香港ドル)、タイ北部の鳥料理「Northern Thai Barbequed Spring Chicken」(168香港ドル)、低温調理したアンガスビーフのショートリブのグリーンカレー「Green Curry Slow-cook Angus Beef Short Ribs」(188香港ドル)。ほかにもタイ料理で人気のアペタイザーを一皿にしたアペタイザープラッターやトムヤムクン、蟹のイエローカレーなど同店の人気メニューに並ぶ。
営業時間は11時30分~23時。