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香港にティーバー「Plantation Tea Bar」 お茶のコースメニューも

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 ティーバー「Plantation Tea Bar」(18 Po Tuck Street, Sai Ying Pun TEL5596 6254)が4月14日、香港の西營盤にオープンした。香港大学駅にもほど近く、坂道を上がった保德街にある。

店内の様子。カウンターに12人着席できる

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 入り口には茶色ののれんを掛け、床とカウンターテーブルには石材を使用。電気にはトウをかぶせて、「心地よい空間を作り出した」という。友人や家族での利用を見込み、フロア奥に独立した「畳」と呼ぶエリアも用意した。20種類以上の茶葉から選べるアラカルトメニュー(78香港ドル~)のほか、ポット単位での注文も可能。香港、台湾、中国でかつて流行した懐かしいお菓子、デーツとクルミのあめ状のスティックスイーツやや香ばしいのりとごまのクラッカーなども用意する。

 カウンターでは、さまざまな種類のお茶を販売。Plantation by teakhaの代表的なお茶である、おかゆのような香りを持つ芳醇(ほうじゅん)な発酵茶「糯香茶化石」や、雲南省の樹齢300年の野生木の芽から作られ、ジンジャーとローズの自然な香りがする「野生紫茶芽」なども並べる。ほかにも、香港で初めて販売する新茶も用意した。香り高い品種「蜜蘭丹紅」なども仕入れ、これらの茶葉の鮮度を長く保つために、密閉性が高くリサイクル可能なキャニスターや缶に入れる。

 創業者のナナ・チャン(Nana Chan)さんが同店を開くきっかけとなったのは、 「お茶はとても魅力的で、一つの植物からさまざまなフレーバーが得られることに驚かされ続けている。お茶は水に次いで多く飲まれている飲み物だが、最高の品は原産国以外ではまだ知られていないことも多い。モダンで美しく、ユニークな方法で、誰もが簡単に最高のお茶を楽しめるようにしたい」と話す。チャンさんが茶葉を選ぶ選定基準の一つに「小規模経営で人の顔が見えるような農場の、きれいで安心したものが届けられること」を挙げる。

 ティーテイスティングメニューを月替わりで用意。12人が座ることができるカウンターで提供するコースメニューは、数カ月ごとに内容を改める予定。初回の「Taste of Home」は、ナナ・チャンさんのルーツをたどる内容で、3種類の台湾産ウーロン茶を中心に、冷たく提供するほか、温かいものでも時間をあけて2度提供するなど、スナックと合わせて味の変化を楽しんでもらう工夫などを凝らした約90分のコース。阿里山高山ウーロン茶にはアーモンドクッキーを組み合わせ、キンモクセイの蜂蜜と塩漬け梨を添えた台湾の定番スイーツ「愛玉ゼリー」には、キンモクセイの香りがほのかに感じられるウーロン茶「桂花ウーロン」を冷たいスパークリングで、最後に、カカオと大麦のトーストを加えた紅ウーロン茶と台湾の福湾の70%のチョコレートを組み合わせて提供する3種を用意する。一つ一つの茶葉の育てられる環境についての話や、なぜキンモクセイのお茶はスパークリングにして味を際立たせて提供する理由などの説明を加えながら提供する。

 ほかにも月額定額でお茶を提供するプラン(198香港ドル)なども用意した。毎月のお茶をポストカードなどと一緒に届ける内容で、季節ごとのクラブメンバーのイベントやディスカウントなどのサービスを提供する。

 営業時間は14時~22時。月曜・火曜定休

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