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香港の焼き肉店「和牛焼肉純」が移転 同じ銅鑼湾内で規模拡大

1月までは飛騨牛のコースメニューなども提供する

1月までは飛騨牛のコースメニューなども提供する

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 香港で10年以上日本焼き肉を提供してきた「和牛焼肉純」(7/F, HDH Centre, 8 Pennington Street, Causeway Bay、TEL 2807 0103)が11月29日、銅鑼湾の邊寧頓道移転オープンした。

個室なども用意した

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 同店はJA全農が直営する焼き肉店で、まだ焼き肉店が少なかった2013年から和牛を広め流通を拡大するために展開してきた焼き肉店。東京・神田にある店と比較すると、香港は高級感のある店づくりながらもリーズナブルに和牛を提供するという。今回の移転オープンでは「環境を変えたい」という考えから、「より心地よい空間」を目指して移転することになった。

 コロナ禍で制限もあったものの、日本への渡航ができなかったこともありビジネスとしては好調に推移してきたが、現在はコロナ禍も収束し、簡単に日本に行けるようになったため、より満足度の高い店が求められる。以前の店と比べ、「店員のサービスの部分を強化し、その先の一歩に力を入れた」という。例えば、「サーロインも焼いた後にパンに載せ、みそだれをかける」といったスタッフがテーブルについて提供するようなメニューもあえて開発した。

 日本人に向けては、ディナーの利用に期待しながらも、ランチセットでは88香港ドルで「純カルビ定食」を、130香港ドルで「和牛カルビ定食」を提供。ランチ時は厨房で先に焼いたものを提供する店もある中、同店は客が網焼きできる通常の焼き肉スタイルで提供する。ほかにも、カルビ、ハラミ、豚肉などから好きなものを2種選ぶ「焼肉お好み2種ランチ定食」(200香港ドル)や、温泉卵入り和牛丼定食(128香港ドル)、和牛カルビ&鶏もも定食(138香港ドル)なども用意した。「自信のある肉を提供しているので、たくさん通ってもらえたら」と話す。

 ランチメニューには、和牛のハンバーグ「鉄板和牛ハンバーグ定食」(138香港ドル)なども含まれるが、香港では「柔らかいことに日本らしさや高級感を覚える人も多い」ため、「肉を細かく引くことで、柔らかい食感」に仕上げている。ランチには、サラダ、小鉢、ご飯、みそ汁、ドリンクなどがセットで付く。

 今回の移転に当たり、これまでも要望が高かった「刺身」も扱うことにした。香港では刺身を提供する焼き肉店も多く、マグロ、ウニ、甘エビ、ホタテなどの刺身のほか、刺身5点盛り(480香港ドル)、刺身3点盛り(280香港ドル)、マグロ(2貫108香港ドル)、カンパチ(同98香港ドル)などの単品と「すし5貫盛り」(228香港ドル)なども用意した。

 同店で扱う和牛は、北海道、岩手、飛騨、佐賀、熊本、鹿児島など日本全国からの銘柄牛を扱うが、1月31日までは香港人に特に人気の高い「飛騨牛」でスペシャルメニューを用意した。ランチは特選飛騨牛サーロイン、リブロ―ス、ヒレ、カルビ、ロースなど5種がセットになったスペシャルセット(538香港ドル)、リブロ―ス、カルビ、ロースの3種セット(348香港ドル)を用意し、夜はサーロイン、カルビ、ロースを中心に、サラダや刺身、牛タンなどもセットになり、さらにしゃぶしゃぶまでをセットにした「特選飛騨牛豪華二人餐」(2,080香港ドル)の2人用コースメニューのほか、サーロイン、リブロ―ス、ヒレの盛り合わせ(2,180香港ドル)なども用意する。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。

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