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香港で定着・佐賀「いちごさん」を使ったかき氷 今年も限定提供

今年はホワイトチョコとイチゴ、そして抹茶を組み合わせた新商品を開発

今年はホワイトチョコとイチゴ、そして抹茶を組み合わせた新商品を開発

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 香港の尖沙咀と尖沙咀東エリアの境界線となる漆咸道南に昨年7月末にオープンした日本のかき氷店「Shari Shari Kakigori House 氷屋」尖沙咀店(G/F, 83-85A, Chatham Road South, Tsim Sha Tsui, Kowloon)が1月13日、佐賀県の「いちごさん」を使ったかき氷の提供を始めた。3年連続で冬に「いちごさん」を使った期間限定メニューを提供し、冬の定番メニューとなった。

店内には、窓やクッションなど期間限定のイチゴ柄をあしらった

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 「時間をかけて製氷する、空気やカルキなどの不純物が含まれない純水の氷を日本から輸入し、店内での温度管理から削り方まで細かく管理する」という同店。そのため、「食べた時に頭がキーンなるアイスクリーム頭痛が起こらないかき氷」を売りにする。今回は3種類のフレーバーのかき氷を尖沙咀店限定で展開する。

 佐賀県は「消費力の高い香港マーケット」を重視しており、2018年秋にデビューした新種のイチゴ「いちごさん」を4年連続で今年もアピールする。現在、香港内の日系百貨店や日系スーパーだけでなく、「街市」と呼ばれる香港市民向け市場や、ローカルのスーパーでも目にするまで広がり、地元のスイーツ店などでも「いちごさん」を使った商品が販売されるなど認知度が向上してきた。

 「いちごさん」の海外販路を担当する公益財団法人さが県産品流通デザイン公社の山口敦子副所長は「3年連続でいちごさんを使ってもらったことにより、いちごさんの香港名である『佐賀苺小姐』とともに定着してきた。2019年に香港マーケットでの販売を始め、香港の街中でも目にすることが多くなり、さらに今後も伸びていく可能性あるマーケット」と話し、「今後は業界関係者を佐賀県に招請してイチゴを軸に県産品を香港で広めていきたい」と意気込む。

 今年は、昨年の「いちごさん」メニューで販売総数が一番高かった「いちごさんとピスタチオ」と、2年前の販売総数1位の「いちごさんとフレンチバニラ」の2種類を復活。新たに「いちごさんとホワイトチョコ抹茶」をメニューに加えた。価格は各140香港ドル。

 「いちごさんとホワイトチョコレート抹茶」は、日本から輸入する「薄くふわふわに削った口溶けのいい氷」をイタリア産のホワイトチョコレートで覆い、イチゴのクリームをのせた。氷の中にはイチゴ、抹茶シロップと一緒に「芳醇なバターの香りが特徴」というクランブルクッキーを忍ばせて途中で味の変化も楽しめるようにしている。

 同店を訪れたテリエ・クアンさんは「昨年、ピスタチオとイチゴのものを食べた。昨夜インスタグラムで同じメニューが期間限定で復活していることを知り食べに来た」と話す。提供開始初日から多くの人が行列を作り、来店客の半分以上が「いちごさん」を使った限定商品を注文した。1日で109杯を記録したという。

 同店の日本人店主・武慎吾さんは「抹茶以外に、日本産の和紅茶やほうじ茶、玄米茶などを使い試作を作ったがシロップにしたときに風味がしっかりと感じられる抹茶を最終的に選んだ。イチゴは抹茶と相性の良い果物の一つ。抹茶のほろ苦い風味とイチゴの甘酸っぱさは相性が良いことと、抹茶の緑とイチゴの赤が織りなす色のコントラストが美しいことも選んだ理由。そこに雪を連想させるホワイトチョコレートソースで全体をまとめた」と話す。

 「『いちごさん』を使って3年目となるが、甘みと酸味のバランスと香りが気にっており、果肉まで赤いので見栄えもよくイチゴを主役にしやすい。この品種の特徴を生かせるようにスライスしたイチゴを氷の中に埋めるようにしたり、掘り出したときに爽やかに香るように工夫し、みずみずしくさっぱりとした甘さが引き立つようなメニューを開発した」とも。

 営業時間は13時~22時。提供は2月10日までを予定。

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