香港のハロウィーンは不夜城-通常30秒の道のりに120分、仮装でお祭り騒ぎ

アイリーンさんは11年連続でハロウィーンの日は蘭桂坊に繰り出している

アイリーンさんは11年連続でハロウィーンの日は蘭桂坊に繰り出している

  • 0

  •  

 約1カ月にわたり香港中が盛り上がったハロウィーンは、香港の六本木といわれる蘭桂坊(ランクワィフォン)で深夜にまで及ぶお祭り騒ぎで幕を閉じた。

隅々まで人が溢れる22時すぎの蘭桂坊

[広告]

 15時より交通規制が始まり、18時過ぎには人だかり、21時ごろには通常30秒で渡ることができる中環(セントラル)から蘭桂坊の横断歩道が閉鎖され、蘭桂坊エリアに到達するまでに120分かかるという混み具合となった。

 中環の道から鉄のバリケードで道が作られ、その順路に沿ってバーや飲食店が並ぶエリアまで移動するという態勢を取った。小学生以下の子どもから70歳を超えるシニア層まで老若男女が参加した。デビルや幽霊、キョンシーなどの特殊メークや、ホラー系をモチーフにした人が多かった。ゾンビをテーマに仮装したアイリーンさんは今年のメークの理由を尋ねると「特に理由はないわ。思いついたことをやっただけ」と話す。

 行列の中で見つけた日本人観光客の山田さん(30)はこの盛り上がりを目の当たりにし、「香港のハロウィーンはリアル感が強い。仮装をする人に本気度を感じる」と感想を語った。また「集まる年齢層が幅広く、老人や小さな子どもまでが平日にもかからわらず楽しんでいるのが香港らしい」と話した。

 この日は一度行列に並ぶと列から外れる一切の自由はなく、通り道のコンビニなどに立ち寄りたくても列から出ることができないほどの状態。香港ならではの風物詩を、国籍を問わず多くの人が楽しんでいた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース