香港・ハーバーシティーがチョコ一色に-日本人デザイナーの作品も

ハーバーシティーの各ショップを挟む通路にはチョコレートのポップアップショップやデザイナーのチョコレートアートが並ぶ

ハーバーシティーの各ショップを挟む通路にはチョコレートのポップアップショップやデザイナーのチョコレートアートが並ぶ

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 尖沙咀のショッピングモール・ハーバーシティー(海港城)で現在、「ロマンス・イズ・エブリシング」と題したチョコレートイベントが開催され、世界各地のアーティストによるチョコレートで作られた作品や香港初登場の「ブルガリ・イル・チョコラート」期間限定ショップなどが通路沿いに登場し甘い雰囲気を漂わせている。

生地の感覚も繊細に表現したチョコレートのドレス

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 同イベントはバレンタイン時期に合わせてハーバーシティーが主催するもので、今年で5年目。今年2月14日(旧暦1月15日)は19年ぶりに中国のバレンタインデーである「元宵節」と西暦のバレンタインデーが重なる年であることもあり、国境を越え世界各地からアーティストを招いて作品を展示することにした。

 日本人デザイナーの青木むすびさんと広田理恵さんはオープニングで香港を訪れた。青木さんは花をテーマにしたチョコレートハンドバッグやチョコレートのカチューシャやネックレスなどを披露。広田さんは「たべもの標本」というコンセプトの下、キャンディーやビスケットなど、ポップでかわいい本物おやつを使い、ネックレスやピアス、指輪を含めたアクセサリーシリーズに仕上げた「EAT ME」の作品を出品している。韓国人アーティストYeonju Sungさんがチョコレートで作ったスタイルとテクスチャーが異なるファッションシリーズ「Wearable Foods(着られる食べ物)」を披露し、通行人は足を止めて鑑賞している。

 もともとハーバーシティーにはベルギーの「ゴディバ」「ドゥバイヨル」、フランスの「ラデュレ」「ジャン=ポール・エヴァン」「ピエール・エルメ・パリ」などチョコレートを扱うショップ14店が出店。今回は期間限定ショップとして、イタリアの「ブルガリ・イル・チョコラート」、ベルギーの「フレデリック・ブロンディール」など香港初登場のブランドに加え、ベルギーの「ミオミコ」、日本の「ヨックモック」、地元香港のメーカーなどハーバーシティーに初出店の店も8店登場する。

 会期中、ハーバーシティオーシャンセンター2階のハーバーシティーギャラリーでは韓国のコンテンポラリーアーティストJang Seung Hyoさんによる「チョコレート幻想曲」と題したイベントも開催中で、ギャラリー内の空間にコラージュ技法を用いてチョコレートのファンタジーワールドを創り上げている。

会期は2月16日まで。

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