食べる

売却が決まった香港インターコンチ、新サンデーブランチが人気に

窓を目の前にビクトリアハーバーが広がるインターコンチネンタル香港のレストラン「SPOON」

窓を目の前にビクトリアハーバーが広がるインターコンチネンタル香港のレストラン「SPOON」

  • 0

  •  

 7月10日に香港史上最高額の約1,200億円(9億3,800万米ドル)で売却が決定し注目が集まるインターコンチネンタル香港内の「SPOON by Alain Ducasse」(TEL 2313-2256)が6月に導入したサンデーブランチが人気を集め、毎週末予約が取りにくい状態が続いている。

多数のメニューで構成される新登場のサンデーブランチ

[広告]

 香港ではサンデーブランチと称し、至るところで各レストランがビュッフェスタイルの食事にシャンパンやワインの飲み放題を付けリーズナブルな価格のメニューを提供している。同ホテルは従来のビュッフェスタイルをやめ、ゆったりと日曜のブランチを楽しむことができるスタイルに切り替えた。通常は入店が許可されていない12歳以下の子どもも一緒にブランチを楽しむことができる設定とし、ミシュラン星を持つ同レストランならではの新スタイルの提案が話題を呼んでいる。

 コースメニューは、最初にオリジナルのシャンパンかロゼシャンパンを選ぶところからスタート。目の前にビクトリアハーバーとプロムナードを行き交う人を前に、高い天井まで続くガラス1枚を挟み隔絶された空間の中で提供される。クロワッサンやパン・オ・ショコラやパン・オ・レザンなど自家製のパンがテーブルに置かれ、バターは風味豊かなボルディエのものを使い、有塩バターと通常のもの2種類、他にもジャムや蜂蜜などが並べられる。同時に健康を意識し、見た目はグラノーラのようで、未調理の加工穀物で糖類は添加されていないオーガニックミューズリーとチーズが出てくる。その後、クレープかワッフルかを選択し、生クレームフレーシュやチョコレートソースを添えて提供される。

 次は卵料理。オムレツやスクランブルなど希望の調理方法に、黒トリュフやフレッシュハーブ、ワイルドマッシュルームやベーコンなどの食材を好みでオーダーする。同タイミングでサーモンやイベリコハムなどもサーブ。続くメーンディシュは、肉、魚、野菜などから選ぶことができ、どのコースもテーブルのそばで切り分けるなどのプレゼンテーションでテーブルをにぎわせる。

 締めくくりは、ドライフルーツやチーズ、銀のトレーに並べられたケーキからいくつでも選ぶことができ、ブランチとは呼べないボリュームのメニュー数をゆったりと時間をかけて味わう。ドリンクは最初のシャンパンに続く白・赤2種用意されたワインは飲み放題で、フレッシュジュースやモクテル、食後にはコーヒーや紅茶もオーダー可能だ。

 売却が決定したとはいえ、マネジメントは実質67年間同社が維持していくこと、2017年から1年半をかけ大規模改装に着手し、さらに力あるホテルを目指すことも発表され、今後も香港のホテル業界の中で伝統を大事にしながらも、新しい仕掛けやアイデアを提供していくという。

 サンデーブランチの提供時間は12時~14時30分。料金は、大人=788香港ドル、子ども(3~6歳)=518香港ドル。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース