香港で「夏の国際映画祭」-世界各地の話題作を上映

宮藤官九郎さん4年ぶりの監督作「中学生円山」(写真提供HKIFF)

宮藤官九郎さん4年ぶりの監督作「中学生円山」(写真提供HKIFF)

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 今年で8回目を迎える「サマーインターナショナルフィルムフェスティバル」が8月13日より、「映画で世界をつなごうごう」をテーマに、香港をはじめ、日本、韓国などアジアの映画、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭で受賞した世界各国の優秀映画作品を集め、2週間にわたり開催される。

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 2006年から開催されている同映画祭は香港の夏の風物詩になりつつある。今年のオープニングを飾るのは、借金取りに追われる格闘技の選手が勝利を目指す熱い物語で、昨年末に日本でも公開された「逆戰(邦題:ブラッド・ウェポン)」に続く、香港の有名な監督林超賢さんの新作「激戰(邦題:未定)」。上映作品は、「Fest Faves」「Love & Laughs」「Rock, Punk & Wine」の3つのテーマに分けてラインアップ。

 世界各地の話題作を紹介する「Fest Faves」では、ウディ・アレン監督の「情迷藍茉莉(ブルー・ジャスミン)」や、韓国では「神世界」以来最も速いスピードで韓国映画の興行新記録を塗り替えた「重罪犯(モンタージュ)」、台湾の映画監督4人と、海外の映画監督4人がそれぞれペアで制作した「台北工廠(タイペイファクトリー)」など、世界各地の話題作がピックアップされた。「Love & Laughs」では、日本映画を中心に愛と笑いを織り交ぜた作品が選ばれ、内気で恋愛経験のない35歳の独身男が、目の不自由な女性に恋をしたことを描く「箱入り息子の恋」や、草彅剛さん主演、宮藤官九郎さん監督による「中学生円山」など、皮肉たっぷりでありながら、愛の本質を描く作品が満載。また、「Rock, Punk & Wine」では、イギリス、北ヨーロッパ、オーストラリアのドキュメンタリー映画が選ばれ、音楽とお酒を題材とした作品を紹介するのも、映画のファンの間で話題を呼びそうだ。

 The Grand Cinema、UA Langham Placeほか、全5会場で上映。詳細はホームページで確認できる。今月27日まで。

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