尖沙咀東のホテル・アイコンのビュッフェレストラン「The Market」(2/F, Hotel ICON, 17 Science Museum Road, Tsim Sha Tsui East, Kowloon, Hong Kong TEL:3400 1300)が現在、旬のドリアンをテーマにしたビュッフェを展開している。
「ドリアン王子」の異名を持つパティシエが作り上げたドリアンを使ったロールケーキ
フルーツの王様と呼ばれるドリアンは、その強烈な香り、独特な味と舌触りから敬遠する人が多い一方、ファンも多いことでも知られている。香港ではタイやマレーシアからの輸入品が市場やスーパーで日常的に買えるだけでなく、街のデザート屋のメニューにもドリアンパンケーキやドリアン汁粉、ドリアンアイスなどが並び、香港では人気のフルーツの一つとなっている。
そんなドリアンが旬を迎えた今、同ホテルでは「All About Durian」と題し、さまざまな姿で工夫を凝らしたドリアンメニューを並べる。同店の人気のアジア料理のメニュー、海南鶏飯やアラスカ産のキングクラブレッグ、マレーシアを代表する麺ラクサ・レマック、北京ダックなどがあり、ほかにもマレーシア出身のシェフがおかずとして食べられるドリアンメニューを開発した。クリスピーなオートミールとドリアンとエビの炒め物、揚げたカニをドリアンソースを絡めて提供する一品や、ドリアンチーズソースをかけた豚のスペアリブ、クリーミードリアンソースで食べるサクサクの豆腐揚げなどさまざまな種類を用意する。ドリアンの揚げ春巻きやドリアンの揚げボールなども。
加えて、ドリアンのスイーツ類も豊富だ。これまで数々のドリアンスイーツを作り上げ、「ドリアン王子」の異名を持つという同ホテルのパティシエが今年のビュッフェ用に開発したメニューは、ココナツミルクにパンダンの葉を煮詰めて作るカヤジャムとドリアンを組み合わせたサンドイッチ、エッグタルトのように仕上げたドリアンミルクタルト、香港を代表するパン「パイナップルパン」のドリアンフレーバーなど。以前から人気の自家製ドリアンアイス、ドリアンクリームとパンダンの葉のスポンジで作ったドリアン・パンダン・ロールケーキ、ドリアンチーズタルトもある。全てのドリアンメニューはローテーション制でビュッフェカウンターに置かれる。
料金は、平日ランチ=大人388香港ドル・子ども278香港ドル、週末・祝日ブランチ=大人518香港ドル・子ども368香港ドル、週末・祝日アフタヌーンティー=大人398香港ドル・子ども278香港ドル、ディナー=大人678香港ドル(月曜~木曜)728香港ドル(金曜~日曜・祝日)・子ども498香港ドル(月曜~木曜)5,388香港ドル(金曜~日曜・祝日)。10月13日まで。