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香港・西營盤にカジュアル・イタリアン「Casa Cucina & Bar」 チケッティ料理中心に

シェアしやすいメニューを多数用意

シェアしやすいメニューを多数用意

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 香港島の西、おしゃれな店も集まる西營盤に4月23日、カジュアルなイタリア料理「Casa Cucina & Bar」(Shop 8 & 9, 158A Connaught Road West, Sai Ying Pun Tel: 2887 9666)がグランドオープンした。店名にもイタリア語で「家」を意味する「カーサ」を付けた通り、3階建ての独立したレストランで、料理を少しずつ、何種類も味わえるイタリアンタパス「チケッティ料理」を中心に構成する。

家のような温かさをデザインしたカジュアルな店内の様子

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 イタリアの伝統的なヴィラをイメージしたファサードと内壁のベネチアしっくいはパステルカラーを基調とし、オフホワイトの壁と高い天井が特徴。石材や寄木張りの床、木製の階段、レンガの壁などの質素な仕上げと、幾何学的な照明器具などで現代的な要素とのコントラストが印象的なデザインに仕上げた。

 路面フロアにはカクテルバーがありにぎやかに、1階にはアートを壁に並べ、最上階は落ちついた空間と、3フロアそれぞれ趣きが異なる。66人を収容でき、さまざまニーズに対応できるようにしたという。 

 同店を率いるシェフはアンソニー・チャンさん。アンソニーさんは、ニューヨークのインターナショナル・カリナリーセンターを卒業し、ジャン=ジョルジュ・ヴォンゲリヒテンのミシュラン2つ星レストランで半年間インターンをした後、2016年に香港に戻り、ランドマークマンダリンオリエンタルの「Amber」のリチャード・エッケバスシェフの下で4年間修業を積み、今回自身の店をオープンするに至った。

 メニューは北海道産ホタテのカルパッチョ(108香港ドル)、パイナップル、ユズ、オゴノリ、自家製セミドライトマトを添えたブッラータ(188香港ドル)、アボカドとビーツのサラダ(78香港ドル)などで、チケッティのエッセンスを採り入れる。

 自家製の生パスタとしては、鴨胸肉のダブルソテー、鶏レバー、フランス産イエローワイン「Vin Jaune(バン・ジョーヌ)」を使ったラグ・パッパルデッレ(178香港ドル)が「お薦め」だという。グリルしたエビ、イカ、自家製セミドライトマト、角切りズッキーニを使った「シーフードタリアテッレ」、クリーミーなカシオ・エ・ペペソースとルッコラを添えた煮込んだオックステールのラビオリ(以上188香港ドル)は「風味豊かな味わいに仕上げた」という。ベジタリアン向けのメニューとしては、ほうれん草と焦がしバターで調理したマッシュルームリゾット(150香港ドル)には、しめじのソテーとマッシュルームの泡をトッピングする。

 メインディッシュは、じっくりと時間をかけて調理したイタリア野菜「プンタレッラ」、カニ肉、ウニのクリームを詰めたカラマリに、イカ墨と中国風干しダコを使った特製ブラックインクソースを添えたもの(188香港ドル)など。他にも、タラのアクアパッツァ(248香港ドル)、ラムラック(255香港ドル)も用意している。

 デザートには、マスカルポーネ、エスプレッソ、アマレット、カルーアを使った「ティラミス」、パンナコッタをアレンジした「豆腐パンナコッタ」(以上58香港ドル)は、香港で人気の豆腐デザート「豆腐花」にヒントを得たデザートで、赤砂糖と薄口醤油で作った甘いシロップをかけた。

 ハッピーアワーは15時~20時。ビール、ワイン、カクテル、スピリッツを40香港ドルから提供。カクテルに力を入れ、ジン、カモミールシロップ、パイナップルジュース、バジルを使った「グリーンマイル」や、ラム酒、パイナップルジュース、バジル、チンザノ・ベルモット、ポートワインを使った「パンダンマンハッタン」など、各種カクテルやモクテルを取りそろえる。

 営業時間は15時~22時(ディナーは18時~)。月曜定休。

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