旧中環警察署（舊中区警署）などの跡地を文化複合施設として再開発した「大館（Tai Kwun）」のピアッツァに12月3日、カジュアルイタリアンレストラン「PAZTA」（10 Hollywood Road, Tai Kwun, G/F Barrack Block, Shop 03-G08 Central, Hong Kong TEL 2626-1186）がオープンした。

　ベニス、ボローニャ、ローマ、サルディニアなどイタリア各地の料理を提供する同店。イタリアのピアッツァ（広場）を訪れているかのような飲食空間を提供したいと、店内の45席に加え、店外にも36席を設けた。本場イタリアの食文化を再現しようと、友人や家族とつまみながら食べるメニューを充実させている。

　 「Il Giro d’Italia in 5 Assaggi」（120香港ドル）はイタリアのセイボリータルト5つを楽しめるプレート。ボローニャ発祥の伝統的な太物ソーセージ「モルタデッラ」をトッピングしたものに、リコッタチーズ、アーティチョークムース、ゴルゴンゾーラ、イタリアのナシなどを加えてバラエティを楽しめる。「Pizzette Margherita」 (90香港ドル)はイタリアンの人気メニューをミニサイズで提供するもので、ピザだけでおなかいっぱいにならないように配慮した。揚げたズッキーニの花「 Tris di Fiori di Zucca」 (90香港ドル)も人気のおつまみだが、「豊富なアペタイザーの中から選ぶのが難しいという人には2～3人向けのアペタイザーのプラッター「Il Ghiottone」 (390香港ドル)がお薦め」だという。パルマハム、トスカーナのパテ、ビーフカルパッチョなど同店のシグネチャーを盛り付けたプラッターだ。

　アペタイザーの後のパスタやメインは10品以上用意。野生のイノシシを赤ワインで低温調理したパスタ「Pappardelle al Cinghiale e Olive Nere」 (150香港ドル)やアンチョビのパスタ「Spaghetti con la Colatura di Cetara e Alici Marinate」(130香港ドル)など。ドリンク類はイタリア全土から仕入れたワイン50種類以上を提供するほか、イタリアに着想を得たカクテルも提供している。

　アラカルトメニューのほか、ランチセットやディナーセットなどのメニューも用意。平日12時～15時に提供するランチセットは2品とコーヒーまたは紅茶が付いて140香港ドルから、平日18時から提供するディナーセットは2品とデザートを240香港ドルから、それぞれ提供する。

　毎日15時～18時に提供する「Italian Afternoon」（180香港ドル）はフィンガーサイズのイタリアンセイボリーとスイーツ13品とコーヒーまたは紅茶のセット。「All Day Caffe Gourmand」（95香港ドル）はケーキとクッキーにコーヒーまたは紅茶が付いたセット。ハッピーアワーはシグネチャーカクテルまたはハウスワイン、ビールのいずれか1杯とスナックが付いて50香港ドルに設定した。火曜18時～21時は、ドリンクのオーダーでアンティパスティのビュッフェを無料で提供する。

　営業時間は10時～22時（金曜・土曜は23時まで）。現在は新型コロナ肺炎措置の営業時間に準じる。