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香港・尖東のビクトリアハーバー沿いにメキシコ料理「PABLO」 ピカソにインスパイア

メキシコ料理の各種定番メニューもしっかり提供

メキシコ料理の各種定番メニューもしっかり提供

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 香港の尖沙咀の麼地道に5月31日、メキシコ料理店「PABLO」G80-85 Tsim Sha Tsui Centre, 66 Mody Rd, Tsim Sha Tsui East Tel:3741 2990)がオープンした。芸術家、ピカソにインスパイアされたという同店は、伝統的なメキシコ料理に東南アジアのクリエーティブな要素を取り入れ再構築した。シーフードを中心とした伝統的な沿岸料理が中心の構成となっている。

店内の様子

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 現代的なインテリアは、レストランの若いエネルギーを表現したもので、手描きのオリジナル絵画や個性的な家具などが並ぶ。照明も特徴的で、LEDライトやクリスタルライトなどが魅力的な雰囲気を醸し出す。

 店内はダイニングエリアとラウンジの3つの独立したエリアに分けられている。友達との食事からカップルのデートまで多くのシーンに利用しやすい設計にした。

 メキシコの定番料理である魚介と野菜のマリネ「セビーチェ(Yellow ceviche with Hamachi)」(138香港ドル)は3種類を用意。イエローセビーチェはハマチを使い、マンゴー、ジンジャー、ターメリック、レモングラスで味付けして黄色いソースで鮮やかに仕上げる。ほかにもグリーンとレッドのセビーチェがあるが、レッドはベジタリアンメニュー。メキシコ料理では珍しいが、同店ではベジタリアンコースも用意する。レッドはスイカとザクロにピリッとしたパセリを加え、パシーラの唐辛子、ミントとバジルで味付けして赤色に仕上げた。

 もう一つの目玉料理は、バナナの葉で焼いた豚の肩ロースで、ピクルス、ショウガ、レッドオニオンを加えたコチニータ(Tamal de cochinita)(198香港ドル)は「アジアの味が広がる」料理。伝統的なメキシコ料理を好む人には、チキントスターダ(Chicken tostadas)(118香港ドル)がお薦めだといい、ブルーコーントルティーヤがカリッとした食感のベースとなり軽く焦がしたアボカドとジューシーなチキンの下地となっている。コチハチーズと呼ばれるメキシコの牛乳チーズが酸味を加え、オリジナルのメキシコ料理の味を引き立てる。タコスは5種類を3個ずつ(88香港ドル~)プレートにのせる。

 カクテルリストにも芸術的な表現をふんだんに盛り込み、同店ならではのアレンジを加えた「メスカル・ネグローニ(Mezcal Negroni)」はスモーキーなメスカルがベルモットの甘味とカンパリの苦味をバランス良く引き立てる。一方、カラベラス(Calaveras)は、バーボン、サザンコンフォート、ザータルシロップ、アンゴスチュラビターズを使い、ガラスのケージを開けるとスモークが広がる仕掛けを施す。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ハッピーアワー=16時~20時、ディナー=18時~23時。

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