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香港に赤がアイコンのカクテルバー「The Mansion」 ダンスフロアにDJも

赤の光や赤のソファなど派手なデザインが特徴的

赤の光や赤のソファなど派手なデザインが特徴的

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 中環の飲食店が立ち並ぶ雲咸街に12月12日、「The Mansion」(G/F, 77 Wyndham Street, Central, Hong Kong TEL 5464 0002)がオープンした。「最新のハイブリッド・エンターテインメント」をうたう同施設は、カクテルなどを提供するバーとしての機能に加え、よりエンターテインメント性を備えたクラブ体験を提供する。

個性的な各種カクテルも用意。ピンチョスは3段トレーで提供する盛り合わせも

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 着席で最大40人まで収容できる独立した施設で、レトロなキャバレーバーの要素も取り入れたバーは、アート展示も組み合わせ、「時間の経過とともに毎晩変化していく」という。フレンチ・ウインドーと、ゴールドのカーブを描くエントランス、レトロ調の家具はアート・ディスプレーで飾り、通路にも光が交錯する演出を施す。

 設計は香港を拠点に活動する建築家兼インテリア・デザイナーのSackthi Muthu(サックティ・ムスー)さんによるもの。「邸宅」に見立てたラウンジスペースは、天井に400以上のキャンドル風ライトを飾る。照明管理システムによって電子アートを作り出すほか、ライティングも赤を基調とし、皮張りのソファもダークレッドのものを使う。

 カクテルとフードメニューは、「現代のクラブに通う人々の味覚に合うようにアレンジした」という。クラシックカクテルものから、「ひねりを加えたもの」まであるが、いずれも「シルエットを意識した」グラスで各130香港ドルで提供する。ピニャ・コラーダをアレンジした「The mansion」は、バニラ風味のラム、シェリー酒、パイナップルジュース、ダブルクリーム、ココナッツシロップを組み合わせた。ブランデー、デュボネ・アペリティフ、アップルジュース、レモンジュース、バニラシロップ、ブラックベリーピューレ、卵白を使った「To Be or Not to Be」は、陶器のティーカップに食用フラワーを添えた。ウオッカベースの「Dear Lily」は、ライチ、ラズベリー、ライムジュースがフローラルで「フルーティーなタッチ」に仕上げている。

 フードは一口サイズのピンチョスを中心に提供する。チェリートマトのモッツァレラチーズとフレッシュバジル添え「cherry tomatoes with mozzarella and fresh basil 」(2個50香港ドル)、クリームチーズ入りサーモンロール「salmon rolls with cream cheese」(同80香港ドル)、スパニッシュオムレツ「Spanish omelette with Padron peppers」(同70香港ドル)など。ほかにも、数種類で3段のアフタヌーンティースタイルで提供する「Pintxos Set」(16個入り550香港ドル)も用意する。

 夜が更けるにつれDJがデッキに登場し、ダンスフロアを盛り上げる。レーザー光線と「最新鋭」のスピーカー、音響に対応したサウンドシステムを備えたクラブへと「変貌」を遂げる。木曜・土曜の21時30分からは、ダンサーによるパフォーマンスを行うプログラムも組む。

 同施設では、アートも会場の一つの要素と捉える。来年2月までは香港を拠点とする2人のアーティスト、現代画家のカイリン・ロー(Kailing Lo)さんとトルクメニスタン生まれのアヤ・ミンガゾヴァ (Aya Mingazova)さんによる、「馬と女性」をテーマにしたアート・インスタレーションを展開。カイリンさんは、前衛的な床の上に広げたキャンバス一面に絵具をたらす手法「ポロック」と中国の書道のショーケースを融合させ、東洋と西洋の文化のエッセンスを入れた馬術絵画を制作する。会場では、カイリンさんの作品「Racing Scene」と「Ludwig Series」が並んでいる。

 営業時間は18時~深夜。

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