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香港のフレンチダイニング「Clarence」にセットメニュー ランチもディナーも

オニオンスープはパスタメニューとし、チーズの味わいもしっかりと利かせる

オニオンスープはパスタメニューとし、チーズの味わいもしっかりと利かせる

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 中環の石畳で知られるポッティンガーストリートにあるコンテンポラリーフレンチをベースとしたカジュアルダイニング「Clarence」(25/F, H Code, 45 Pottinger Street, Central, Hong Kong. TEL 3568 1397)が11月15日、セットメニューの提供を始めた。

セントラルのオフィスや住宅のビル群を眺めながらもゆったりと食事ができる環境

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 同店はフレンチダイニングとしながらも、箸を置き串メニューを提供するほか、炭火焼き、蒸し料理、鉄板焼きなど、アジアの調理法も取り入れ、日本の要素を多く取り込んだコンセプトで展開している。

 厨房を率いるサイモン・ソー(Simon So)シェフは、「フランスのさまざまな地域で育てられた食材に敬意を表しながらも、炭火焼き、蒸し料理、鉄板焼きなど、よりアジアの調理法を生かして、伝統的なレシピをさらに高め、新しいフランス料理の楽しみ方を提供している」という。

 「寒くなるにつれて、私のメニューはフランスと同じように季節に沿ったものとなり、秋から冬にかけての食材が多くなってきた。温かい前菜やパスタもメニューに加える」とオリビアエルザー(Olivier Elzer)シェフは話す。「フランスのレストランでパスタは少し意外かもしれないが、フランスの各地域には、さまざまな小麦粉を使った伝統的なパスタがあり、これはあまり知られていない」とも。

 パリの郷土料理でもあるフレンチオニオンスープにヒントを得て、パンの代わりにパリパリに焼き上げられたガレット「ブレノワール」を使ったり、マサラスパイスでフランス料理の甘みを引き出したりしたパスタは、米の形状のパスタを使うなど工夫を凝らす。

 エルザーシェフの故郷の料理として、アルザス地方の柔らかい卵麺「シュペッツレ」、スモークダック、フォアグラのソースも紹介。冬のアルザスでは、ガチョウの燻製(くんせい)とガチョウのフォアグラのソースがよく使われ、手作りのフレッシュなシュペッツレによく絡むという。ほうれん草とコンテチーズを詰めた小さなラビオリにはトリュフソースをかけた。

 ほかにも温かい前菜には、卵の赤ワイン煮、ほうれん草、マッシュルーム、生ハムなどを用意した。例えば卵も単純なポーチドエッグにせず、炭火で燻製にし、ブルゴーニュの赤ワインを煮詰めた「ムレットソース」で仕上げる。

 メインディッシュには、パリで人気の「舌平目、蒸しポテト、タルタルソース」「鴨のコンフィ、ポテト・サラルダイス、トリュフソース」などのメインの魚料理も用意する。

 12月はクリスマス限定で、白ワイン用ブドウ「ゲヴュルツトラミネール」とトリュフのゼリー寄せを添えた濃厚なガチョウのフォアグラのテリーヌや栗のモンブランなど特別なメニューなども用意する。

 セットランチは月曜~金曜、セットディナーは月曜~木曜に提供。3品コースのランチメニューは498香港ドル、4コースメニューは598香港ドル。セットディナーメニューは、1人788香港ドル。3グラスのワインペアリングは588香港ドルを追加することができる。

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