アジア最大規模となる「香港幻覺(イリュージョン)博物館(Museum of Illusions Hong Kong)」が10月17日、香港・山頂(ザ・ピーク)の山頂廣場(Shop G03, 101-103 & 105, Peak Galleria, 118 Peak Road, The Peak, Hong Kong)にオープンした。50以上のインタラクティブな展示品や幻覚空間を用意し、訪れる人が遊びながら科学の奥深い原理を学ぶことを目的とする。
幻覺博物館とは、世界最大規模を誇る民間の博物館ブランド。2015年にロコ・ジブコビッチ(Roko Zivkovic)さんとトミスラブ・パムコビッチ(Tomislav Pamukovic)さんがクロアチアのザグレブで設立し、「エデュテインメント(娯楽を兼ねた教育)」をコンセプトに掲げる。インタラクティブな展示品や幻覚空間を通じて、教育とエンターテインメントを兼ね備えた体験を提供することで、来館者に非日常の体験を届けることを目指す。現在は世界5大陸、28カ国で70以上の都市で展開しており、これまで2800万人以上が来館した。
同館は総面積1万1000平方フィートを超え、50以上の展示品で視覚、感覚、そして教育を融合させた没入型の体験を提供する。錯視の裏にある科学的原理を通じて来館者の好奇心を刺激し、目の前にある景色を改めて見つめ直すきっかけを与える。館内には、錯視、3Dアートインスタレーション、ホログラム、幻覚空間が広がっており、来館者は探索を楽しみながら、脳がどのように現実を解釈しているのかを学ぶことができる。
展示エリアでは、体のサイズが変化したように見える「艾姆斯房間(Ames Room)」や、橋の上にいながら平衡感覚が失われる錯覚を起こす「渦旋隧道(Vortex Tunnel)」、重力が逆転したような感覚を味わう「傾斜房間(Tilted Room)」、空間の錯覚を利用した「幻影魔盒(Magic Box)」など、さまざまなイリュージョンを体験できる。
三原色の光で変化する「三原色房間(RGB Room)」や、鏡の反射で無限の空間を生み出す万華鏡のような「走進萬花筒(Walk in Kaleidoscope)」など、光と影、色彩を駆使した幻想的なエリアも展開。論理的思考やチームワークが試される大型のパズルや解謎ゲームも設置し、子どもから大人まで楽しみながら挑戦できるようにした。
香港のローカル文化を取り入れた4つの香港限定コンテンツも登場。1960年代のチャイナドレスやスーツ姿の視線が追ってくる「追隨的眼睛(Following Eyes)」や、ネオン街を模した「時空之門(Portals)」、ローカル飲食店の店頭を用いた壁で壁歩き写真が撮れる「茶樓幻境(Building Illusion)」、トラムの車内が上下逆転した「失重空間(Reversed Room)」など、撮影スポットとしても楽しめる演出を施す。
開館時間は10時30分~21時30分(最終入場は21時)。入館料は、大人=188香港ドル、子ども(3〜12歳)=148香港ドルなど。チケットは公式サイトのほか、各チケットサイトで販売する。