福岡発の天ぷら専門店「博多天ぷら やまや」(Shop 101, 1/F, One Causeway Bay, Causeway Bay, Hong Kong TEL 2682 6600)の香港1号店が11月2日、香港・銅鑼湾に開業した複合ビル「港島壹号中心(One Causeway Bay)」にオープンした。香港はフランチャイズで展開し、叙福楼グループ傘下の「株式会社」が運営する。店舗はビクトリアハーバーからもよく見える1階部分に構え、同ブランドとして海外で初めて日本製の「168時間熟成明太子」を導入する。
香港では日本食人気が根強く続く中、同店は福岡で50年以上受け継がれてきた辛子めんたいこと、博多スタイルの天ぷらを融合させた専門業態として出店した。台湾やタイ、インドネシアにも展開しているが、日本で製造した明太子をそのまま海外店舗で提供するのは香港店が初めて。
店内には大きなガラス窓を設け、ビクトリアハーバーを望むことができ、昼は海を眺めながら食事を楽しめるほか、夜は香港島と九龍半島の夜景を一望できる。店内にはVIP向けの個室も備え、会食や家族利用にも対応する。
最大の特徴は、店名にも掲げる「やまや」の看板メニュー「168時間熟成明太子」。福岡の老舗酒蔵「喜多屋」の日本酒をベースに、北海道羅臼昆布や九州産の青ユズ、黄ユズ、独自配合の唐辛子などを組み合わせ、168時間(7日間)かけて低温熟成させる。半世紀以上前に創業者が考えたという熟成技術を元に開発されたメニューで、着色料や紅こうじ色素を使用しない自然な味わいも特徴だという。
香港店では、この「168時間熟成明太子」と「からし高菜」の食べ放題サービスを実施。天ぷら定食を注文した全ての来店客が対象。日本国外では初となる日本製明太子食べ放題で、香港では唯一のサービスになるという。対象となる定食は118香港ドル~で、天ぷら6品、ご飯、みそ汁をセットにする。
もう一つの看板が、注文を受けてから揚げる博多スタイルの天ぷら。独自に開発したという「薄衣でサクサクの軽い食感の揚げたて」で提供。「軽やかな衣で食材を包むことで素材の水分やうまみを閉じ込め、油っぽさを抑えた食感に仕上げる」という。天つゆも日本の店舗と同じレシピを再現し、本場博多の味を用意した。
日本の店で最も人気のあるメニューは、大エビやキス、北海道産白豚肉、半熟卵、季節野菜2種を組み合わせた「山海定食」(178香港ドル、ランチ158香港ドル)。海鮮と肉の両方を楽しめる内容で、ブランドの定番商品として位置付けるが、香港でもこのメニューを軸に据える。
いけすを設けた香港店ならではのメニューも用意。広東料理などでもよく使う車エビ科の大きな花竹エビやアワビを使った海鮮定食で、現地で生きたまま管理する食材を注文ごとに調理する。花竹エビやアワビ、ホタテ、キス、アスパラと小柱のかき揚げ、半熟卵、季節野菜2種を盛り込んだ「現撈花竹蝦・鮑魚定食」(328香港ドル、ランチ308香港ドル)は数量限定で提供する。
肉が好きな客に向けてには、北海道産白豚肉と鶏胸肉を主役にした「肉天定食」(168香港ドル、ランチ148香港ドル)を提供。「北海道産白豚肉のうまみと鶏肉のジューシーさを楽しめる」と言い、半熟卵や季節野菜も添える。
野菜を中心に味わいたい客に向けては、アスパラガスやシイタケ、霊芝(れいし)キノコ、日本産サツマイモなどを盛り合わせた「野菜天定食」(148香港ドル、ランチ118香港ドル)を用意。「素材本来の甘みや水分を生かした軽やかな味わいが特徴」だという。
店頭には物販スペースを設け、「168時間熟成明太子」をはじめとする関連商品を販売。食後に土産として購入できるようにした。
営業時間は11時30分~22時。