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香港にニューヨーク発ケーキブティック「Lady M」 海外3拠点目

形がユニークなミルフィーユ

形がユニークなミルフィーユ

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 香港のハーバーシティ(Shop OT 215K, Level 2, Ocean Terminal)に7月1日、米・ニューヨーク発のケーキ店「Lady M」がオープンした。

洗練されたデザインの店舗内

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 ニューヨーカーだけでなく、ニューヨーク在住日本人からも人気を集めているという「Lady M」。同ブランドは2001年にニューヨーク・マンハッタンに登場し、「ケーキブティック」という新しいジャンルを作り上げたと言われる。シンガポールや韓国に次ぎ、海外3拠点目となる香港店は、マンハッタン店をそのまま香港に持ってきたたかのように、白を基調としたモダンな店作りのほか、立地も高級ブティックを意識したハーバーシティに出店した。

 800スクエアフィートの店内は、マンハッタン店より若干広く、店内には特製のケーキディスプレーがあり、定番メニューや季節限定ケーキが並ぶ。ソファ席と細長いバーテーブルを用意し、30人を収容できるイートインカフェを備えるほか、テークアウトにも対応する。

 店頭には主力のミルクレープをはじめ、マロンケーキやショートケーキなど12~14種類を用意。季節限定や期間限定のケーキも販売する。

 同店のミルクレープシリーズは、季節限定やスペシャルクレープを含めて全部で8種類を展開するが、香港店では、クリスマスまでに定番のオリジナルクレープ(1カット=68香港ドル、1ホール6インチ=450香港ドル、1ホール9インチ=680香港ドル)と京都の高級抹茶粉を使った抹茶クレープ、夏限定のレモンクレープの3種類を販売する。

 香港店店主のタミー(Tammy Wu)さんは作り方と原料は「企業秘密」としながらも、「紙のように薄く伸ばした「paper thin」のクレープを焼くときの火加減が一番大事で難しい。ケーキ作りに豊富な経験をもつパティシエでさえ、いまだに失敗を重ねながら作っている。」と明かし、「光が通るほど薄いクレープ生地にLady Mらしさがある」と話す。焼き上がったクレープを冷ましてから自家製のクリームを載せ、その上にまたクレープを重ねる作業を20回ほど繰り返しながら1日かけて完成するという。

 かつて「ニューヨークタイムズ」でニューヨークベストチーズケーキに選ばれたチーズケーキは、一見シンプルだが、濃厚かつ滑らかなクリームチーズとほのかなシナモンな香りが味わえるのが特長。甘さも控えめに仕上げる。価格は、1カット=68香港ドル、1ホール9インチ=680香港ドル。

 オープン前から香港人に注目を集めているのが、見た目のインパンクトが強いミルフィーユ「バナナミルフィーユ(Banana Mille-Feuille)」(1カット=68香港ドル、1ホール=680香港ドル)。同店のミルフィーユは、パイ生地を3層に仕上げるのではなく、火山のようにかたどったホールケーキに仕上げているため、ナイフを入れて食べても、カスタードが横にはみ出して崩れることがなく、ミルフィーユを楽しむことができる。

 「フェイスブックやツイッターで拡散されているようで、オープン初日は開業前に並んであのミルフィーユを食べてみたいというコメントも寄せられている」と広報担当のヤンさん。

 営業時間は10時~21時。(金曜・土曜=~22時。)

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