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佐賀「いちごさん」を使ったケーキ6種 香港「CAFE LIFE」が限定提供

CAFE LIFEのいちごを使うケーキすべてに「いちごさん」を期間限定で採用

CAFE LIFEのいちごを使うケーキすべてに「いちごさん」を期間限定で採用

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 上環のクイーンズロードに本店を構える「CAFE LIFE PASTISSERIE & CAFE」(251Queen’s Road,Central, Sheung Wan)が1月23日から、佐賀県の新品種「いちごさん」を使ったケーキ6種を2週間限定で提供する。同社は現在香港内に3店舗を構えるが、SOGO銅羅湾店とPMQ店も含めた全店舗で扱う。

バレンタインの季節にあわせて展開するいちごで作った花束はすでに注文も入っている

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 「いちごさん」は佐賀県が開発したイチゴとしては「さがほのか」以来20年ぶりとなる新品種で、国内の他品種との競合や生産者の高齢化などによって縮小傾向にある佐賀県内のイチゴ生産を盛り上げるため、佐賀県、JAグループ佐賀、生産者が一丸となって7年の開発期間をかけ、約1万5000もの試験株の中から開発したという。日本国内では2018年に市場デビューを果たし、香港では昨年末から本格出荷を開始した。香港市場では、香港の人に長く愛されるいちごとなってほしいという願いを込めて、覚えやすくかわいらしい印象で「佐賀苺小姐」と名付けた。

 CAFE LIFEでは、同店の主力メニュー「ミルフィーユ」(85香港ドル)をはじめ、レアチーズケーキ(88香港ドル)、ショートケーキ(85香港ドル)、タルト(55香港ドル)、ロールケーキ(60香港ドル)、大福(58香港ドル)の6種類のスイーツを2月5日まで提供する。

 同店の日本人オーナーパティシエの松岡哲也さんは「いちごさんは他品種の日本産イチゴと比べて、甘みのバランスが整っているので、酸味のあるレアチーズケーキとの相性も抜群に良かった」と話す。「日本の特定農家で作られた生乳から作った真っ白な生クリームを使ったショートケーキに、真っ赤ないちごさんの色がよく映えた」とも。期間中、同店ではインスタグラムを使ったキャンペーンを打つなど、若年層に向けてのアプローチも図る。

 併せて、SOHO地区にほど近い「Elixir coffee」(9 Mee Lun Street, Central)では2月1日~28日の1カ月間、いちごさんで作ったジャムとフレンチアールグレイティーに生クリームをのせたアールグレーミルクティー「Ichigosan Strawberry London Fog」(60香港ドル)を提供する。同様にセレクトショップやギャラリーが軒を連ねる太平山街にあるカフェ「Gwee Coffee & More」(1Tai Ping Shan Street, Sheung Wan)では2月7日まで、いちごさんを使った「The Ichigosan matcha strawberry latte」(ホット64香港ドル、アイス68香港ドル)をメニュー化した。同エリアにある「Sean Gallery」(G/F, 12 Tai Ping Shan Street, Sheung Wan)では2月6日・7日の2日間、「Pearl Patisserie」「Toute la Nuit」「Littlehand Bakery」「Freshduetto」のオンラインベイカリーストア4店がそれぞれ、いちごさんを使ったタルトやケーキなどを持ち寄り、ポップアップストアとして販売する予定。

 さらに、地元のオンラインフラワーショップ「Fruit Teens」は、いちごさんと生花で作った3種類のブーケ(680~1,280香港ドル)を販売する予定。いちごさんオリジナルリボンとカード付きで、旧正月やバレンタイン商戦に向けて2月10日まで、オンライン販売する。

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