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「アートバーゼル香港」「アートセントラル」開催へ 湾仔と中環、別会場で

昨年同様、会議展覧中心(HKCEC)で開催される「アートバーゼル香港」

昨年同様、会議展覧中心(HKCEC)で開催される「アートバーゼル香港」

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 芸術のハブを目指す香港が誇る芸術の祭典「アートバーゼル香港」と「アートセントラル」が3月28日、開幕する。アートバーゼルは灣仔の会議展覧中心(HKCEC)で30日まで、アートセントラルは中環(Central)のフェリー埠頭(ふとう)のすぐ横にある中環海濱活動空間(Central Harbourfront Event Space)で31日まで、会場を分けて開催する。

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 2023年はフルスペックでの開催されたが、コロナ禍の防疫対策が撤回されてから、それほど時間が経過していない状態での開催だったため、今年は2019年レベルの来場者数に期待がかかる。

 今年のアートバーゼル香港には、40カ国・地域から243のギャラリーが参加。ニューヨーク、ベルリン、ロンドン、パリ、サンパウロ、ミラノ、マドリッド、ローマ、バンコク、上海など世界中のギャラリーが参加。うち、日本からは35のギャラリーが来港する。

 会場では、「藝廊薈萃(Galleries)」「亞洲視野(Insights)」「藝術探新(Discoveries)」「光映現場(Film)」「策展角落(Kabinett)」「藝聚空間(Encounters)」「藝文出版(Magazines)」「與巴塞爾藝術展對話(Conversations)」の8つのカテゴリーに分け、ギャラリーがブースを構える。

 特に大規模プロジェクトに特化した「藝聚空間(Encounters)」は、16作品のうち11点が今回のフェアのために特別制作されたもの。注目作品は、香港を拠点とするアーティスト、Mak2さんによる「Copy of Copy of Copy of Copy」で、コピーがテーマの作品。力強さと遊び心を持つインスタレーション作品に仕上げた。

 同祭典と連携を取る提携先が広がり、これまでの「K11 Musea」に加え、「M+」「大館(Tai Kwun)」「香港浸会大学(Baptist University)」などでも関連行事を行う。

 日程は、3 月26日・27日は招待客のみで、28日~30日は一般にも開放。27日16時からは前夜祭も行う。入場料は時間帯と価格設定が細かく、3日間通し券=1,650香港ドル。28日、29日限定の2日間通し券=1,100香港ドル。前夜祭は990香港ドルで、一般も購入可能。28 日と29日の当日券は、1日券=620香港ドル、半日券=520香港ドル、18時以降の入場券=340香港ドル。30日は、1日券=680香港ドル、半日券=520香港ドル、夜券は販売しない。

 現代芸術を中心に展示する「アートセントラル」は、再び中環に戻ってきた。絵や彫刻のみならず、音、光、映像などを駆使する一種の装置的な作品も並べるほか、ワークショップやトークショー、子ども向けのプログラムも繰り広げる。

 9回目となる今回は、「影像藝術(Video Art)」「雕塑及裝置項目/異體(Yi Tai Sculpture & Installation Project)」「現場論壇(Talks)」「表演(Performance)」に加え、これまでにアートセントラルに参加したことのない芸術家の作品を展示するカテゴリー「NEO」を新設し、合わせて5部門となった。

 アートセントラルも27日は招待客のみ。入場料は、28日・29日=250香港ドル、30日・31日=330香港ドル。

 入場券の販売は両フェアとも快達票(HK Ticketing)のサイトで扱うほか、現地でも販売する予定。

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