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香港「ザ・ヘンダーソン」の3店舗、「世界で最も美しいレストラン」に選出

受賞した「Akira Back」の店内の様子

受賞した「Akira Back」の店内の様子

 香港・中環に誕生した新たなラグジュアリーランドマーク「ザ・ヘンダーソン(The Henderson)」(Murray Road, Central, Hong Kong)内のレストラン3店舗が6月18日、世界的な建築・デザイン賞「Prix Versailles 2026」で「世界で最も美しいレストラン」に選出された。受賞したのは「Akira Back」「Peridot」「Hana no Kumo花の雲」の3店舗で、世界で16店舗が選ばれる中、香港からは全てザ・ヘンダーソン内の店が選出された。

京都の桜をモチーフにした空間作りをした「Hana no Kumo花の雲」

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 Prix Versailles(プリー・ヴェルサイユ)はユネスコ本部(パリ)で毎年発表される国際的な建築・デザイン賞で、単に美しさだけでなく「持続可能性」「革新性」「文化的背景とのつながり」などを評価基準にしている。インテリアや建築美だけでなく、社会的・文化的意義を含めて認められる必要がある。

 ザ・ヘンダーソンは世界的建築家ザハ・ハディドによる設計で、「香港のシンボルでもあるバウヒニアの花が咲き誇る瞬間」を表現した流麗な外観が特徴。46万5000平方フィートに及ぶ超グレードAオフィスタワーとして完成し、持続可能性やスマート技術を備えた都市の新たな象徴となっている。2024年に引き渡し、同年6月からテナントが入居を始めたが、レストランについては2024年下半期から順次、静かに開業していった。

 韓国と日本の技法を融合した革新料理で5階に位置する「Akira Back」は、韓国系アメリカ人シェフ、アキラ・バックさんの香港初出店の店。自然光が差し込む空間には、母・ヤン・ヒー・バック(Young Hee Back)さんの鮮やかなアート作品が飾られ、建築の曲線美と調和している。料理は韓国・日本の技法をベースに西洋のエッセンスを加えた独創的な一皿が並ぶ。代表的な料理は、白トリュフオイルをまとわせた新鮮なマグロを薄焼きクレープに重ねた「AB Tuna Pizza」などシェアスタイルの料理も多い。

 38階に設けられた複合ダイニング&イベント空間「Summit 38」に併設されたダイニングバー「Peridot」は、トロントを拠点とするStudio Paolo Ferrariによるデザインで、約2万個の手作りライトが幻想的な輝きを放つ。グリーンを基調とした空間は、自然未来主義をテーマに、季節ごとに変わるカクテルと植物由来の創作料理を提供する。例えば、発酵の技法を駆使した野生キノコのワンタン「Wild Mushroom Wonton」や植物由来の代替肉「インポッシブル・ビーフ」をパティに使い、クロワッサンをバンズ代わりにしたバーガー「Impossible Smash Croissant Burger with Fries」などを用意した。メキシコ南部オアハカ地方をテーマにした新シリーズのカクテルも登場し、五感を刺激する体験に重きを置くという。

 同じく「Summit 38」にある「Hana no Kumo花の雲」は、京都の桜をモチーフにした優美な空間作りを行い、「割烹(かっぽう)の技を凝縮した」という懐石のコース料理を提供する。インテリアはグローバルデザインスタジオ「HBA」によるもので、24席を配し、和紙や木材を用いた自然美が広がる。小川賢総料理長が目の前で料理を仕上げるライブ感を取り入れるほか、季節限定のものを大切にし、「北海道雲丹(うに)と生湯葉の鼈甲(べっこう)餡(あん)掛け」や「北海道雲丹と水無月豆腐」のほか、しゃぶしゃぶ、ステーキなどを組み合わせたコースを提供する。

 同複合施設はすでに「World’s Best Property」をはじめ、数々の国際的な賞も受賞している。

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