香港・中環のマンダリンオリエンタル ザ・ランドマーク 香港が5月1日、新たなシャンパンバー「Blanc de Noirs」(7/F, Mandarin Oriental The Landmark, 15 Queen's Road Central, Central)をオープンした。ミシュラン星とグリーンスターを誇る同ホテルのダイニングフロアに、より特化したシャンパン体験を加えるエリアとして登場させた。昨年20周年を迎えた同ホテルは、記念事業の一環としてダイニングフロアの刷新を進めており、今回の新バー開業もその延長線上にある。
キャビアとラビゴットマヨネーズを添えた軽食メニュー「Fillet O Fish with Caviar & Ravigote Mayo」
フランス語で白ワインを指すBlanc(白)と、黒ブドウを意味するNoirs(黒)から成る店名の由来に合わせ、黒と白のコントラストを基調としたデザインが特徴。ネロ・マルキーナとボラカスホワイトの大理石、イチョウの葉をモチーフにした特注の壁紙、ビンテージのモノクロ写真が空間を彩る。素材感とディテールを調和させ、落ち着いた雰囲気を演出する。
同店では、グラスで提供する25種類のシャンパンをはじめ、500ラベルに及ぶセラーを備える。シャンパンのセレクションは、いくつかのカテゴリーに分け、ドン・ペリニヨン(2012、2015、2006プルニチュード2など)、クリュッグ「グラン・キュヴェ」、ルイ・ロデレール「クリスタル」など、世界的に名高い銘柄をはじめ、ラウラント・ルカール、ミッシェル・アルヌー、ボランジェ PN19 など、ピノ・ノワールやムニエを主体とした力強い味わいの銘柄も用意した。
ラルマンディエ=ベルニエ「Latitude」、ARルノーブルなどルドネ100%のシャンパンもあるほか、ロゼシャンパンや複数 のブドウ品種や異なる収穫年のワインをブレンドした「アッサンブラージュ」やシャンパンの甘さの分類の一つで、やや甘口のスタイルで、デザートや軽食に合わせやすい「デミセック」などもある。
カクテルメニューにも力を入れ、シャンパンをベースにした定番から創作まで幅広くそろえる。例えば、ブラッドオレンジやミカンを使った「Mimosa」や、自家製カシスを用いた「Kir Royal」、旬のマスクメロンを使い、テキーラとレモン、ミドリをミルクウオッシュ&炭酸化した「Melon Fizz」などをそろえる。ノンアルコールでは「The Garden」などのモクテルも提供する。
シャンパン以外にも、ブルゴーニュやロワールの白ワイン、アルゼンチンのマルベック、イタリアのブルネッロなど赤ワインもそろい、幅広い選択肢を用意した。
山梨県のスパークリング「Huggy Wine 'Kodai Koshu'(2019)」もリストに含まれ、香港のシャンパンバーで国産スパークリングを用意する店は珍しい。希少なビンテージから生産者シャンパンまで幅広くそろえ、さらにレストラン「Amber」の3000ラベルのワインコレクションにもアクセスできる。
「Champagne O’clock Fountain」では、シャンパンを噴水のように注ぎ、ゲストが一斉に乾杯する儀式的な演出も行う。この演出は、フランスの「アール・ド・ヴィーヴル(暮らしの芸術)」の華やかさに現代的なオマージュをささげるもので、ナポレオンが勝利と団結を記念して建立したパリの「フォンテーヌ・デュ・パルミエ」の壮麗さに着想を得ている。この作品は注がれる一杯ごとに、「何世紀にもわたる職人技と convivialite(喜びを分かち合う精神)も込めた」という。マグナムボトルのハウスシャンパンを使い、最大でミニ・クープグラス30杯、またはクープグラス10杯分を提供する。
料理は同ホテルのフード&ビバレッジ統括ディレクター、リチャード・エッケバス(Richard Ekkebus)シェフが監修。シャンパンに寄り添うメニュー構成を特徴とする。バーカウンターではベルケル社製スライサーで切り出す職人仕立てのハムやサラミ、パテなどの盛り合わせ「アルティザン・シャルキュトリー」を提供する。
個性的なメニューも用意し、マニーオリーブオイルとマルドンシーソルトを添えた北海道産ミルクを使う自家製ソフトクリーム「Homemade Hokkaido Milk Soft Serve」やキャビアをたっぷりあしらい、キャビアとラビゴットマヨネーズを添えたフィレオフィッシュ「Fillet O Fish with Caviar & Ravigote Mayo」のほか、香ばしいボーフォールチーズの風味が広がる「Beaufort Gougeres」やサクサクのフライドチキンにキャビアを合わせた「Fried Chicken with 'Ranch Dressing' & Caviar」などの軽食メニューを用意する。
同ホテルの客室はリニューアル工事を終え、6月1日にリニューアルオープンする。
営業時間は15時~24時(金曜・土曜は翌1時まで)。