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香港の「塚田農場」が限定メニュー 鹿児島・宮崎のブランド豚・鶏メニュ-に焼酎を

宮崎の地鶏を四川スタイルで提供するメニュー

宮崎の地鶏を四川スタイルで提供するメニュー

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 香港で2店舗を展開する「塚田農場」が11月9日、クリスマスなどのフェスティブシーズンに合わせて、宮崎と鹿児島の旬の食材や焼酎を展開する特別メニューの提供を始めた。

鹿児島もブランド鶏や豚を使ったメニューを提供

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 塚田農場は2017年、香港に進出。日本とアジアで200店舗以上のレストランを展開する。日本の自社・提携農場から鮮度の高い食材を輸入して使う。最初は尖沙咀のオーシャンターミナルに、翌年、沙田のニュータウンプラザにオープンした。日本と比較すると絶景やプレゼンテーションの凝り方などで客単価も高く設定し、看板メニューには「美人鍋」と呼ぶ、自社農場で育てた地鶏を長時間じっくり煮込んだコラーゲンたっぷりの鳥スープ鍋を開店以来、提供してきた。今回は川南町の名門農場の「丸美豚」を、インスタ映えする冬の鍋として人気の「丸美豚美人しゃぶしゃぶ」(520香港ドル)に使う。

 「みやざき地頭鶏(じとっこ)」で作った新メニューは3種を用意。平均的な鶏よりも長く4~5カ月間ストレスなく放牧されて育ったフリーレンジの宮崎地頭鶏は低脂肪・低カロリーで、赤身の肉質で独特の味わいが特徴。「宮崎地頭鶏&アボカドのわさびじょうゆあえ」(78香港ドル)、中国産四川のスパイスをほのかに利かせたピリ辛四川風焼き宮崎地頭鶏」(238香港ドル)、「ボンボン宮崎地頭鶏の黒ガーリックオイルあえ」(88香港ドル)、「宮崎地頭鶏の和風チリソース蒸し」(88香港ドル)などに使う。

 ほかにも宮崎メニューは、「鶏ひき肉の味噌焼き」(88香港ドル)、「バターじょうゆ」(78香港ドル)、「たいのカルパッチョ」(98香港ドル)など。砂土原茄子は、炭火でじっくり炒めると滑らかで上品な甘みがあり、栽培の難しさから希少な伝統野菜で、宮崎地頭鶏と明太子のグリルをのせた「ミックス餅ピザ」(118香港ドル)も地元の人気メニューだ。

 鹿児島の特産品である黒さつま鶏も赤身の食感と強い風味が特徴。「黒さつま鶏のアボカドハムロール」(78香港ドル)、「黒さつま鶏と野菜のチーズ煮込み」(98香港ドル)」、「黒にんにくオイル入りフリーレンジチキンスープギョーザ」(420香港ドル)などをメニューに並べた。九州南端の天然温泉の牧場で放し飼いにされた鹿児島名物の「南州天然豚」を使った「鹿児島ラーメン」(118香港ドル)は、「自然の甘みが引き立つ」という。

 キビナゴやタカエビは丸ごと食べられる唐揚げ「スパイシーから揚げ」(各78香港ドル)や、「甑島きびなごのアヒージョ」(88香港ドル)などで提供。ほかにも「鹿児島風炙(あぶ)りかつお」(128香港ドル)、「海藻奄美もずくの枝豆と卵春巻き」(78香港ドル)など、鹿児島・宮崎の新メニュー18種類を投入した。(ニュータウンプラザ店は一部メニュー価格を20香港ドル安く設定)

 焼酎はそのまま、あるいはカクテルにするなど10種類をメニューに加えた。宮崎の麦焼酎は、たるで3年以上熟成させた、「香り高く、なめらかでスモーキーな味わい」の「黒馬麦焼酎」、鹿児島の芋焼酎は大久保酒造の「杜の妖精」(各78香港ドル/グラス、580香港ドル/ボトル)をベースに展開。コーヒーとココナツリキュールを使った「大隅焼酎カフェ」ジンジャーエールとレモン果汁をブレンドした「薩摩ジンジャー焼酎カクテル」や「桜島グレープフルーツスカッシュ」(以上88香港ドル)などもメニューに並べる。

 営業時間は、尖沙咀店=17時30分~23時(金曜・日曜は22時30分まで)、沙田店=12時~22時。フェアは2月8日まで。

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