ミニカー「トミカ」のオフィシャルストア「TOMICA BRAND STORE」(Shop OT G21-24 & G39-G42, Ocean Terminal, Harbour City) が5月1日、香港・尖沙咀のショッピングモール「ハーバーシティ オーシャンターミナル」のトイザらス店内にオープンした。
2025年に創業55周年を迎えた「トミカ」の歴史と魅力を紹介するとともに、体験型コンテンツを通じてブランドの世界を楽しんでもらえる場を提供する同店。アジアでは5店舗目となり、香港進出は初めてとなる。オープニングセレモニーには、トイザらスアジアCEOの蔡李奥さん、タカラトミー上席執行役員の竹内俊介さん、多美亜州の落合基義社長らが出席した。
トミカブランドストアが入居するトイザらスは1986年に香港市場へ参入したが、40周年を記念し、香港で最初に開店したオーシャンターミナル店を全面改装し、世界水準のトイ・フラッグシップとして再出発することになった。新しい旗艦店は子どもから、家族、「Kidults(大人のファン)」まで幅広く楽しめる空間で、香港初登場となる人気IPのストア・イン・ストアを複数展開する。
新店舗はトイザらスのリニューアルオープンと同時に開業し、トミカの世界観を体験できる空間として設計した。香港限定商品や特別展示も予定し、子どもから大人のコレクターまで幅広い層に訴求する。
ストア外観はトミカの箱のパッケージを大きくしたようなデザインを施し、店内中央にはホイールを模したモニュメントとしてホイールテーブルを設置した。壁には2000台以上を並べた「TOMICA WALL」のほか、トミカの世界観を体験できる「アトラクションエリア」、トミカの新商品や限定品を展示する「トミカ展示エリア」を配置する。香港では大人のファンも多いことから、「トミカプレミアム」のコーナーも設置した。
もともと香港では、香港限定アイテムとしてミニバスやタクシーなどを販売してきたが、入り口のショーケースには、竹の足場や古い建物など、香港の街の風景を合わせたジオラマも展示し注目を集める。
トミカの情報発信の場として位置づけるショップ展開は、2024年 9月に上海でスタートした。現在、中国本土に 3店舗とマレーシア 1店舗を構える。同社では、香港を「情報の発信基地」として重要な場所と捉えていることもあり、タイミングを見計らって、トイザらスのリニューアル開業に合わせた。
タカラトミーのブランドビジネス部トミカ事業室の吉原有也部長は「香港のビジネスも長年やってきた中で、ターゲットは香港にお住まいのお子さまとファミリーがベースであるものの、香港では子どものときに楽しんだ人が、大人になって親として戻るだけでなく、自らまだ好きでいてくれて熱心さをもっている」と話し、「香港は観光客にもリーチできるエリアのため、情報の広がりもある」と期待を込める。
今年の冬には、同店内に日本でも人気の「トミカ組立工場」を導入予定。子どもから大人まで幅広い世代が参加できる体験型アトラクションとして楽しむことができる要素も加えて、香港市場における新たな魅力を発信していく。
タカラトミーは「香港は国際的な観光都市であり、アジア市場における重要拠点」と位置づけている。今回の出店を通じて、ブランド認知度の向上とファン層の拡大を狙う。今後はアジア各地でのブランドショップ展開も視野に入れ、トミカブランドのさらなる成長を目指す。
営業時間は11時~21時30分。