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香港で今年も「フレンチメイ芸術祭」開催迫る フレンチグルメも

4月15日にマンダリンオリエンタル香港で開催された記者会見の様子

4月15日にマンダリンオリエンタル香港で開催された記者会見の様子

 香港で5月を「フランス月間」とし、フランスに関係するさまざまな展開を図る文化イベント「フレンチメイ芸術祭(French May Arts Festival)」が5月1日にスタートする。

今年初めにオープンした「Terrace Boulud」でも同祭典に合わせたメニューを用意

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 開催に先立ち、記者会見が4月15日、マンダリンオリエンタル香港で行われ、政府関係者や文化芸術界のリーダーが集い、今年の多彩なラインアップが発表された。今回も時期を合わせ、フランス美食文化を紹介する「フレンチグルメイ(French GourMay Food & Wine Festival)」プログラムも展開する。

 両フェスは1993年の創設以来、香港とフランスを結ぶ文化の架け橋として発展を続け、毎年40万人以上の市民や観光客がさまざまなプログラムに参加し、累計では2000万人を超えた。芸術と美食を通じて東西文化の交流を促進し、香港を国際的な文化都市として確立する役割も果たしている。

 第33回を迎える「フレンチメイ芸術祭2026」のテーマは「Re/naissance」。古典と現代、伝統と革新を横断するプログラムを展開すれる。注目は「香港ジョッキークラブシリーズ」として開催する大型展覧会「Meet Mona Lisa & Portraying the Renaissance」をハイライトとして開催するが、ルーブル美術館とグラン・パレ・イマーシフが共同開発したデジタル技術により、モナリザを新しい視点で体験できる「Meet Mona Lisa」と、フランス国立ルネサンス美術館やイタリア・アンブロジアーナ絵画館からの名品を展示する「Portraying the Renaissance」を香港文化博物館で公開する。会期は5月1日~7月27日で、入場無料。

 例年通り、音楽・舞踊・演劇・サーカスなど舞台芸術も充実させた。ジャズ歌手ユン・サン・ナ(Youn Sun Nah)さんとピアニスト・ボヤンZ(Bojan Z)さんの共演(5月1日)、香港文化センターでのオペラ「カルメン」(5月7日~10日)、現代舞踊「Grand Dance Poem In Between」(5月22日~24日)、映画上映プログラム(5月19日~6月3日)など、幅広いジャンルがそろう。

 音楽シーンの目玉は、世界的DJスネーク(DJ Snake)による大規模野外コンサート「Sino French Electronic Music Show」で、5月8日、セントラル・ハーバーフロントで開催。チャイニーズ・ヒップホップグループ「Higher Brothers」や中国DMCチャンピオンDJ Wordy、香港のCantomaniaからDJ FabsabsとDJ Steffunnが出演する。エレクトロ、ヒップホップ、トラップ、カントーディスコが融合する一夜限りの音楽祭を目指すという。チケットは680香港ドルからVIP 1,880香港ドルまでで、Cityline、Trip.comなどで扱う。

 美食の祭典「フレンチグルメイ」は今年で17回目を迎えた。テーマは「Beyond the Map」で、アルプス山脈に広がる高地ワインの産地サヴォワ地方に焦点を当てる。3つ星シェフで「Amber」を率いるリチャード・エッケバス(Richard Ekkbus)シェフがアンバサダーを務め、サヴォワの清らかなワインと香港の食文化を融合させる。

 5月を通じて150以上の提携レストランやバーが特別メニューを提供する規模感。サヴォワワインのミネラル感と繊細さを生かしたペアリングを提供したり、ワークショップやテイスティングを通じて希少品種や地域文化を学ぶ機会も設けたりする。今年はOpenRiceとも連携し、参加店情報や限定コンテンツを一覧できる「デジタル・テイストガイド」を導入する。

 さらに、フレンチグルメイ・マーケットが中環街市で4月30日~5月3日に、Food Parcで5月28日~31日に開催。ワインやチーズ、ペイストリーなどを並べ、ダロワイヨ(DALLOYAU)による王室由来の菓子や、フランスビールである1664ビールによる「ジョイ・デ・ビブレ(Joie de Vivre)」など華やかに会場を盛り上げる。

 会見では、香港特別行政区政府文化体育観光局の「大型芸術文化イベント基金(Mega Arts and Cultural Events Fund)」、15年連続でフレンチメイの主要パートナーを務める香港ジョッキークラブ慈善信託基金、グランドパトロンとしてBNPパリバ、Gourmet Dining Group、ヴァン クリーフ&アーペルなど長年の支援企業に謝意が示された。在香港フランス総領事館のクリスティル・ドルル(Christile Drulhe)総領事は「フレンチメイは香港文化カレンダーのハイライトであり、地域を超えて観客を引きつける」と述べた。共同会長のミニョンヌ・チェン(Mignonne Cheng)会長は「創設から30年以上、伝統と革新の対話を体現してきた」と語り、今年のプログラムに誇りを示した。

 チケットはURBTIXやart-mateで販売中。

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