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香港の大館で舞踊とテクノロジー融合の没入型体験 アジア初公開

世界初の「26百万ピクセル・パノラマ3D・360度振付インスタレーション」

世界初の「26百万ピクセル・パノラマ3D・360度振付インスタレーション」

 世界的な振付師であるサー・ウェイン・マクレガーさんによる最新作「On The Other Earth」の没入感体験イベントが6月25日、香港・中環の「大館(Tai Kwun)」(1/F, JC Contemporary, 10 Hollywood Road, Central, Hong Kong TEL 3559 2672)で始まった。ベネチアやロンドンで高い評価を得た同作はアジア初公開となり、世界初の「2600万ピクセル」、「パノラマ3D」、「360度の振り付けインスタレーション」として、舞踊と先端技術を融合させた「革新的な芸術体験」を提供する。

舞踊と先端技術を融合させた革新的な芸術体験

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 同作はベネチア・ビエンナーレ、ロンドンのサマセットハウス、大館の共同委託により制作され、2025年ベネチア国際舞踊祭で初披露された。その後、ベネチア国際映画祭XR部門「Venice Immersive」に選出され、ロンドン・ストーンネストでの英国初演を経て、英国ナショナル・ダンス・アワードで「最優秀ダンス映画賞」を受賞している。

 制作は香港バプテスト大学、香港バレエ、ロンドンのStudio Wayne McGregorが共同で担い、香港特区政府創新科技署や香港ジョッキークラブ慈善信託基金の支援を受けた。芸術とテクノロジーの融合を象徴するプロジェクトとして注目されている。

 舞台となるのは、香港バプテスト大学ジェフリー・ショウ教授とサラ・ケンダイン教授が開発した「nVis」システム。観客は円形空間を自由に歩きながら舞踊を体験でき、360度3D LEDスクリーンに投影される2600万ピクセルの立体映像と29.4チャンネルの立体音響に包まれる。観客は3D眼鏡を着用し、57分間の立体映像空間でAIと音響による毎回異なる体験を楽しめる。

 作品は香港の都市景観を背景にした360度実景撮影や舞者の身体を粒子状モデルとして再構築する技術を導入。香港バレエ団の精緻なクラシック表現と、マクレガー舞団の柔軟な身体表現が融合し、独自の質感を生み出す。振り付けは13章構成で、●魚涌の「モンスターマンション(怪獣大廈)」やペニンシュラ香港の屋上ヘリポートなどを舞台に、超現実的な演出が展開される。

 マクレガーさんは「テクノロジーは舞踊を置き換えるのではなく、その本質を保存し、拡張する」と強調。香港を「国際協働の拠点」と評し、「芸術とテクノロジーの交差が新たな創作の可能性を開く」と述べた。

 併設プログラム「eMBody-everybody in motion」では、来場者がモーションキャプチャーされたダンサーとリアルタイムでインタラクションできる。身体の動きが映像や音響に反映され、観客自身が振り付けの一部となる体験が可能だ。最大16人が同時参加でき、入場無料。

 公演は1日5回。料金は、一般=120香港ドル、学生・高齢者・障害者=80香港ドル。各回定員20人。月曜休館。

 ●=魚へんに則。

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