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香港・上環にすしと鉄板焼きの複合店-個室スタイルで提供

「銀座から世界へ」のメッセージを掲げる同店。VIPルームでは調理前の毛ガニを目の前で見せるプレゼンテーションも。

「銀座から世界へ」のメッセージを掲げる同店。VIPルームでは調理前の毛ガニを目の前で見せるプレゼンテーションも。

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 金融街の中心からやや西に当たる上環・皇后道西(77-91Queen's Road West, Sheung Wan Tel: 3568-7788)に6月13日、個室をメーンに、すしと鉄板焼きを展開するすし「銀座おのでら」と鉄板焼き「銀座すみかわ」がグランドオープンした。

カウンター6席、テーブル10席のVIPルーム。すべての席に客を着席させるのではなく、テーブルで話をしたり、カウンターに移動してすしを楽しんだりしながら、自由に楽しめるプライベート空間を造った。カウンターは吉野檜を採用。

 同店の経営はレオックグローバルアジア社。同社は親会社がJリーグ横浜FCのオフィシャルスポンサーでもある給食受託をメーン事業に掲げるレオック社の現地法人。横浜FCの海外展開とともに香港でも海外出店を決め、約2年の調査期間を経て開業した。海外展開も視野に入れたレストラン事業は2013年4月に銀座でスタートし、「銀座から世界へ」のメッセージを掲げ、香港のほか、アメリカ、フランスなども含めて総投資額は10億円規模。他にも10店舗の出店をすでに決定しているが、その中で香港市場に関しては1店舗にその約4分の1を投資したという。すでに多くのすし店が存在する香港で差別化を図るため、VIP個室、数人の利用でも個室感覚で楽しめるよう、カウンターをメーンに、すし、鉄板焼き各18席、最大36席を用意する。

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 同店はLBPホテルと同じ建物の1階部分を使い、全てを個室のような造りにした。「檜(ひのき)」「桜」「欅(けやき)」などの名前を付けた4つの個室をつなぐ廊下部分は間接照明で明るさを調節したり、備前や江戸切り子などの日本文化を象徴するアイテムを展示したりしながら日本の夜をイメージした路地のように仕上げた。両店の音や香りが一緒になることがないように気配りを施す。

 銀座本店大将の坂上曙史さんは北海道「すし善」の出身であることから、食材は「北海道と築地の一番いいところを組み合わせて香港に持ち込む」という。「すしや鉄板焼きの味については一切妥協しない」ことに加え、「組織力で香港にはないクオリティーを目指す」と同社ダイレクターの加藤順さん。同店開業までに、職人のほか、ホールスタッフにも1年の日本研修を行った。

 「高級であっても敷居が低い店。気軽に来店できる店を目指したい」と加藤さん。ランチ=280、380、580、1180香港ドル、ディナー=1380、1680、1980香港ドルのおまかせによるコースメニューのほか、シチュエーションに応じて要望に応えていく。季節感を意識し、これからの季節であれば京野菜の「賀茂なす」や加賀野菜の「打木赤皮甘ぐりかぼちゃ」など珍しい伝統野菜なども使いながら日本らしさを紹介していく。

 営業時間は、ランチ=12時~14時30分。ディナー=18時~23時。日曜定休。