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サッカーW杯、香港でも盛り上がる 無料地上波放送は19試合のみ

香港でも盛り上がりをみせるワールドカップ

香港でも盛り上がりをみせるワールドカップ

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 現在開催中の「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」だが、香港はサッカー発祥の地であるイギリス統治下の影響と、アジアで最古のプロサッカーリーグができたとこともあり、サッカーは人気スポーツの一つで、今大会も大いに盛り上がっている。

盛り上がるエリアのひとつ、ランカイフォンの様子

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 香港は特にイギリスのプレミアリーグの人気が高く、6月25日に開催されたイングランド対パナマの試合はViu TVで放送されたが、平均視聴率17%、最高視聴率21%と開局以来最高を記録した。大手デベロッパー、信和集団(Sino Group)が大会前に調査したリポートによると「有休を取って観戦する可能性が高い」と答えたのが約7割にも達したほか、全試合観戦すると答えた人が27.5%にも上った。

 今回の放映権を獲得したのはPCCW傘下のViu TVとNow TV。元々は中国本土の楽視の子会社である香港楽視が約4億香港ドルで放映権を獲得していたが、楽視全体が経営難に陥り、香港の放映権を売りに出していた。最終的に昨年の11月に無料地上波放送のViu TVと有料放送のNow TVが放映権を獲得した。

 オリンピックも含めた香港の大型スポーツイベントの放送は、有線電視(i-Cable)が開局してから潮目が変わった。1998年のフランス大会までは無線電視(TVB)と亜洲電視(ATV)が放送してきたが、2002年の日韓大会では有線電視が独占放映権を6200万香港ドルで落札。放映権料は回を追うごとにどんどん値上がりし、前回2014年のブラジル大会はTVBが4億香港ドルで獲得している。それ以外にもプレミアリーグの放映権を巡っても有料放送のライバル同士である有線電視とNOW TVが常に争っており、放映権が移動する度にサッカーファンは契約を結び直さなければならなかった。そのため、利用者に多大な金銭的負担を強いることから立法会で議題に上ったこともあるほどだ。スポーツバーは放映権がどちらに移るのか予想ができないため、今では両方の放送局と契約しているところも多いという。

 今回、NOW TVではワールドカップの全64試合を放送する。一方、無料のViu TVで見られるのは19試合。日本のグループリーグ最終戦のポーランド戦は放送されずNOW TVで鑑賞するしかない。決勝トーナメントに入ってからは、ベスト16は7月3日2時と22時の2試合を放映。ベスト8は7月6日・7日とも22時の放送開始となる。準決勝は7月11日・12日の2試合とも放送され、14時に始まる。決勝の7月15日も23時からの放送が決まっているため、準決勝、決勝の一番重要な最後の3試合は無料で鑑賞できることは確定している。

 NOW TVと契約していない場合、スポーツバーに行くのが常とう手段だが、ショッピングモールの一部ではパブリックビューイングのような形で見られる。奥運(Olympic)にある奥海城(Olympian City)では屋外に450インチの巨大スクリーンを設置。そこに人工芝を敷いて疑似サッカー場のような演出を施しながら試合を鑑賞できるようにした。將軍澳(Tsueng Kwan O)の東港城(East Point City)では8000平方フィートの「サッカー映画館」を設け、アニメ「キャプテン翼」とコラボしながら全試合を放送する。このほか、●湾(Tsuen)Wan)の?新天地(Citywalk)、観塘(Kuwn Tong)のAPM、屯門(Tuen Mun)の屯門市市場(tmtplaza)でも全試合を放送。こうした比較的郊外にあるショッピングモールは、深夜に街に出る人を囲い込み、地元密着のモールであることをアピールする絶好の機会となっている。

 ●湾=草かんむりに全

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