香港・ビクトリア公園の公営プールがリニューアル、国際大会対応設備も

開業初日は中国と香港の有力選手が集まり、2000人以上の観客も集まった

開業初日は中国と香港の有力選手が集まり、2000人以上の観客も集まった

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 香港の康楽及文化事務署(LCSD)は9月より改修工事のために閉鎖していた銅鑼湾のビクトリア公園内にある屋内公営プール( 1 Hing Fat Street, Causeway Bay, Hong Kong)の改修工事を終了し、11月24日、香港政府のキャリー・ラム政務長官や中国の水泳飛び込み競技の五輪金メダリスト4選手が出席し、開幕式を行った。

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 香港政府は屋内外合わせて、香港島に9、九龍に13、新界に21の合計43のスイミングプールを運営する。銅鑼湾のビクトリア公園にある同プールは、香港で最初にできた公営プールで、60年間で約1500万人が利用した実績を持つ。ビクトリア公園が誕生した1957年にオープンしたもので、19ヘクタールの敷地内にあるテニスコートやサッカー場、バスケットボールコートなどさまざまスポーツ施設に並び、長きにわたり香港市民に愛されてきた。

 プール施設は50メートル×25メートルのメーンプールと33メートル×25メートルの多目的プールの2つがあり、双方とも深さを調節できる可動式床機能を設置した。またメーンプールは可動式バルクヘッドで長水路・短水路のレースごとに長さも調節できる設定で、多目的プールは飛び込み用の跳躍台を設置するなど、競泳だけでなく、飛び込み、水球、シンクロナイズドスイミングなどあらゆる種目の国際大会にも使用可能な基準を満たす。2500人収容の観客席も備える。

 香港の同公営プールは、開放時間は基本を1日3セッションに分けるが、ビクトリア公園の同プールは第1回6時30分~12時、第2回13時~17時、第3回18時~22時の回がある。料金は、大人料金が月曜~金曜=17香港ドル、土曜・日曜・祝日=19香港ドル、子ども(3歳~13歳)と60歳以上は同=8香港ドル、同=9香港ドル。3歳以下の幼児は無料。

 場所により異なるが、同公営プールは毎週月曜10時~第2回終了まで、清掃業務のため一時閉鎖する。

 同署は解体された旧プール跡に、以前公園内にあったハンドボールコートとローラースケート場も復活させる予定。同プール施設のグランドフロアでは再オープンを記念し、来年2月まで60年の歴史を写真と映像で振り返る展示を実施している。

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