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香港・灣仔に「カルビープラス」 海外初進出、ガラス越しに揚げたてチップス

一枚一枚店頭でスライスをするポテトチップス

一枚一枚店頭でスライスをするポテトチップス

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 香港に厨房で製造する過程を見せながら 揚げたてのポテトチップスなどを提供するカルビーのアンテナショップ「カルビープラス」が3月21日、灣仔に新しく登場した利東街(shop14-15,G/F., Lee Tung Avenue,200 Queen’sRoad East,Wanchai)にオープンした。

辛いと甘い、しょっぱいと甘いなど異なる食感を組み合わせたチップス

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 日本国内では原宿、東京駅をはじめ11店舗を展開する同店が海外に店舗を出すのは初の試み。香港店はカルビー社が香港事業で合弁会社を持つ四洲集団からの強い要望もあり、1年半をかけて出店にこぎ着けた。「香港に出店することで広くアジアの人にカルビーをさらに知ってもらうブランディングにつながれば」と同社広報部の朱さん。

 同店は四洲集団が展開する「Okashi-galleria by 零食物語」の店内の半分ほどを使い、ガラス張りの厨房で揚げる様子を見せながら、好みの味やトッピングなどを加え揚げたてで提供する。運営は四洲集団が受け持ち、カルビー社は技術とノウハウを支援する。1日1000人の来客を目標にする。

 土がついているじゃがいもを店内でスライスし揚げることをコンセプトとし、国内同様、同店のみで扱うオリジナルメニューを用意し、香港では「避風塘香辣味」をメニュー化した。避風塘とは、台風が来た時に待機する港のことで、もともと漁ができない時に漁師一家が作っていた海鮮料理の総称。水上レストランで楽しめる避風塘料理の代表的なものは、新鮮なアブラガニを油で揚げた後、カリカリのニンニクを加えて混ぜ炒めるものなどだ。チップスはフラット型と波型をそれぞれ29香港ドルで販売。これらにソフトクリームを添えたものは38香港ドルで提供する。

 このほか、BBQ味(同29香港ドル)、オリジナルにダブルチーズを加えたもの(32香港ドル)、日本でも人気があるオリジナルにチョコレートをかけたもの(32香港ドル)も、フラット型と波型で注文できる。日本でも人気の「じゃがりこ」と似たパッケージのホットスナック「ポテりこ」も持ち込み、じゃがりこの食感とは違い、表面は油で揚げたカリっとした食感であるものの、中はマッシュポテト状になっておりホクホクとしている新商品をオリジナルとチーズ味の2種類で販売する(同32香港ドル)。

 物販ゾーンでは、日本全国の地域限定商品も期間限定で販売。ぬいぐるみ携帯ストラップなどのキャラクターグッズも販売する。

 同店で販売する小売商品は香港のみ展開する桜えび(塩味)(8香港ドル)を除き全て日本から直送したもの。「じゃがポックル」(89香港ドル)、「じゃがりこ」(14香港ドル)などの訪日外国人に人気アイテムをはじめ、カルビープラス限定の発売である「いも小町」(69香港ドル)、さくさく栗黄金(65香港ドル)など国内価格の約1.5倍で店頭に並べる。

 営業時間は10時~22時。「カルビープラス」は香港で5年内に4店舗の出店を目指す。

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