男子7人制ラグビーの大会「香港セブンズ(香港國際七人欖球賽)」が4月17日~19日の3日間、旧啓徳空港(Kai Tak Airport)跡地に建設された「啓徳体育園(Kai Tak Sports Park)」のメイン施設「主場館(Main Stadium)」で開催された。今年は香港セブンズが始まって50周年の節目の大会となったが、カップ戦は、男子は南アフリカが優勝し、女子はニュージーランドが4連覇を果たした。男子の日本代表は、香港セブンズでの特別大会「メルローズ・クレイモア」に出場し、香港と中国と対戦。決勝では香港に敗れた。一方、既にコアチームに入っている女子は6位で大会を終えた。
香港セブンズは1976年に初めて開催され、今年で50周年を迎えた15人制が基本のラグビー界において、香港セブンズは7人制ラグビーをオリンピック競技にまでした功労者といっても過言ではないほど、7人制の普及に貢献してきた。そうした歴史的背景から、香港セブンズは7人制ラグビーの象徴のような大会とされる。
トップを争うカップ戦は、南ア対アルゼンチンのカード。両者は予選でプールAという同じ組に入り、予選は38-0で南アが圧勝。ただし、南アは同じ組に入ったケニアには試合終了直前に逆転勝ちをするなど絶好調とはいえない。しかし、カップ戦では南アが序盤からトライを量産し、35-7で圧勝した。
女子のカップ戦は、常勝ニュージーランド対オーストラリアという宿命のライバル対決で、前年と同じカードとなった。試合はニュージーランドが序盤から優勢に試合を進め、前半を14-7で折り返す。しかし、後半に入り、オーストラリアがシンビンの反則で1人少なくなると、数的有利を突いたニュージーランドがすかさずトライし、事実上、試合を決めた。試合は19-14でニュージーランドが勝利し、大会4連覇を飾った。セレモニー後は、ハカを披露して会場を沸かせた。
男子の日本代表は香港と中国と総当たり試合を行った。香港には14-7、中国には19-0で勝利した。決勝は、再び香港と対戦したが、小さなミスが響き19-15で敗れた。
女子は、予選はニュージーランド、フィジー、ブラジルと戦うプールAに入った。初戦のフィジーには12-5で勝利し、ニュージーランドには38-7で敗れた。予選最後のブラジルは34-7で完勝し、準々決勝に駒を進めた。準々決勝の相手は2025年と同じフランスだ。22-12で敗れたため5位決定戦に回り、アメリカとの対決となった。前半は17-7でリードされるが、後半盛り返し24-19にまで詰め寄る。最後はゴール直前まで押し込むが、パスなどで細かなミスが数回続き、トライを決めきれず、そのまま試合終了となった。結果、6位で大会を終了した。
今年のセブンズは啓徳体育園での開催が2回目となった。導線が複雑となり観客の移動が不便になったという声が上がった。一方で50周年ということもあり、アーティストやDJを招聘(しょうへい)してのコンサートなども行われ、エンターテインメントの側面でも盛り上がりを見せた。