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香港に2店舗目のジブリ「どんぐり共和国」 銅鑼湾タイムズスクエアに

タイムズスクエア9階にオープンする「どんぐり共和国」 

タイムズスクエア9階にオープンする「どんぐり共和国」 

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 香港銅鑼湾のタイムズスクエア(Shop 925C,9F,Times Square, Matheson Street,CWB)に4月28日、スタジオジブリの公式グッズショップ「どんぐり共和国」がオープンする。銅鑼湾店は香港の2店舗めに当たる。

ロングセラーのノリタケシリーズの数々

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 国内約40店舗、海外は香港に1号店を持つ同店。スタジオジブリ製作アニメーション「となりのトトロ」グッズが約8割、ほかにも「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」などのグッズで展開し、運営は日本と同様にベネリック社が行う。

 2年前の尖沙咀店オープン時は、「キャラクターははやりものだから、すぐに飽きられる」と言われたこともあった香港市場で、現在も一定の売り上げを保ち、「20~30代の女性だけでなく、10代の若者にも愛される店になった」という。香港の売れ筋は日本と近いものがあるが、ぬいぐるみなど形があり分かりやすいものが売れる傾向にあるようだ。

 店舗面積は1523スクエアフィートで、尖沙咀店よりも大きく、店頭では尖沙咀店の大トトロとは異なる「コマに乗った大トトロ」が出迎える。コマに乗って空を飛ぶ大トトロは世界初の設置で、同じく店内に飾られている猫バスの行き先も「銅鑼湾」になっている。

 オープンに先立ち来港したスタジオジブリで商品企画を担当する今井知己さんは、ジブリ作品の商品開発について「使い捨てでなく大事にしてもらえるもの」が前提であるとし、「ブームに終わらないものを提供し続けるのがジブリの役目」と話す。トトロがパッケージに印刷された菓子類などがないのはそのためという。売り上げについても特別なブームをあえて作りたくないというコンセプトから、「本当のファンが少しずつコンスタントに集めてもらえれば」と今井さんは願う。

 中でも1993年から発売しているコラボ陶器商品「Noritake(ノリタケ) 」シリーズは、映像を作った後は通常商品開発には興味を持たないという宮崎駿監督が自ら希望したものだという。「質の良い食器を作りたい」と92年に製作を検討し、発売後20年以上全く同じ絵柄のものが販売され続けているという商品である。

 通常キャラクターがプリントされている場合、触るとプリントされた転載フィルムのザラザラカ感が残るが、同店の食器はツルツルとした表面に絵柄がなじんでいる。これは、フィルムを貼ったのちにもう一度釉薬(ゆうやく)につけることで、キャラクターとノリタケブランドがお互いを引きたてるように融合した商品になっているためである。素材に乳白色のなめらかさが出て高級感をもつボーンチャイナ製で仕上げたものも多い。プレートは2カ月ごとに季節の雑草とトトロをテーマに6種類で展開するシリーズも人気が高いという。

 同店オープン記念として、香港限定の「となりのトトロ コンパクトブラシ&ミラー」(60香港ドル)のほか、母の日を前に母の日用プランターカバーのコーナーも特設された。オープン記念として数量限定のトウモロコシギフト、缶バッジなどのプレゼントを用意している。

 営業時間は10時~22時。

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