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湾仔に肉がテーマのフレンチレストラン 仏ミシュラン星シェフが開店

ミシュラン星シェフによる新店がオープン

ミシュラン星シェフによる新店がオープン

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 レストランガイド「ミシュラン」2つ星シェフのアクラム・ベナラル(Akrame Benallal)さんが6月1日、湾仔にフレンチレストラン「アトリエ ヴィヴァンダ(Atelier Vivanda)」(G/F., 9A Ship Street, Wanchai, Hong Kong Tel:2109 1768)をオープンした。ロゴには牛のマークがあしらわれているが、牛肉だけではなく、豚肉やカモ肉なども楽しめる肉がテーマのレストランだ。
 ベナラルさんは1981年にフランスで生まれ14歳で料理の世界に入った。有名シェフの下で修業を重ね、2011年に自分の名前から取ったレストラン「Akrame」をパリにオープン。同年にミシュランで1つ星を獲得し、2014年に2つ星シェフとなった。その間の2012年に「Atelier Vivanda」の1号店をパリにオープンさせ、香港は第3店目となる。

カジュアル感も出した店内の様子

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 コンセプトはコンテンポラリーのフレンチレストラン。店内は、皮革、ステンレス、木をバランスよく使って伝統的なフランスの郊外にあるようなフランスの精肉店の雰囲気を残しつつ、店内の配色は牛の色である黒と白を基調とした。フレンチレストランではあるが、オープンキッチンを一部に採用するなど、フレンチレストランならではの敷居の高さを感じさせない雰囲気に仕上がっている。店の大きさは1500平方フィートで、席数は60席を配置した。VIPルームは12人収容できる。

 料理はセットメニューによる注文が基本で、それにアラカルトメニュー「ピコレ(A Picorer)」と、デザート数品のシンプルなメニュー構成だ。ランチ(298香港ドル)はメーンとサイドディッシュを1つずつ選ぶ。ディナー(448香港ドル)は前菜、メーン、サイドディッシュ、デザートをそれぞれ1つずつ選ぶ。前菜は「カモ肉のテリーヌ(Duck Leg Terrine)」や「シーザーサラダ(Caesar Salad)」など4種類を用意。メーンは肉料理のみでシーフードはない。アンガス牛、鶏のムネ肉、カモのムネ肉、子牛のあばら肉、ポークリブの中などから選び、同店オリジナルの特製ソースをかけて味わう。サイドディッシュはポテトのソテー、マッシュポテトなど5品から選び、お代わり自由だ。デザートはクリームブリュレ、バニラかカスタードのアイスクリームなど4品から選ぶ(デザートは単品でも注文可能で68香港ドル)。

 ピコレ(A Picorer)はおつまみという意味だが、どれも気合が入ったものばかり。「Thinly Sliced Smoked Beef Matured 50 days」(198香港ドル)は50日間寝かせた熟成牛肉のスモーク。スライスして食べやすくしているが、口の中に入れた瞬間に香ばしい風味が広がる一品。「Pate Negra Bellota Pure Origins Iberian」(50グラムあたり128香港ドル)は30カ月の時間をかけてじっくり作ったハムで、同店の看板メニューの一つとなっている。

 ワインは白ワイン4種類、ロゼ1種類があるが、肉料理が中心のため赤ワインが27種類と充実している。価格帯はボトルで320香港ドルから2480香港ドルまで幅広くそろえる。

 営業時間は、ランチ=12時~15時、ディナー=18時~23時。

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