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香港でフードエキスポ、香港の出展社のみで開幕 世界各地の食を紹介

定番の出展社は大きなブースを構え、商品を販売する

定番の出展社は大きなブースを構え、商品を販売する

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 香港・灣仔のHKCECで8月12日、香港の食の祭典「第31回香港フードエキスポ」が開幕した。主催は香港貿易発展局(HKTDC)。香港の入境制限は一部緩和の動きがあるものの、まだ渡航できる状態になく、今年は「Hong Kong International Wine & Spirits Fair(特別版)」「Hong Kong International Tea Fair」「C Home Delights Expo」「Beauty & Wellness Expo」を全て同時に開催する。5つのパブリック・フェアでは、試食や試飲は禁止されているものの香港内外から900社の出展者が集まり、定番商品に加え、各国の珍味やライフスタイル商品なども展示、販売する。

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 フードエキスポの会場は「グルメゾーン」と「パブリックホール」で構成。パブリックホールでは例年通り、インスタント食品や中華食材など定番商品だけでなく、低カロリーのカリフラワーライスや日本産鶏卵など、世界各国の食品を紹介する。月餅の季節を前に、大班のビーガン向けのアイス月餅やMaximsの「ミニオンズコレクション」月餅なども大きなブースで注目を集めている。

 グルメゾーンは、「アジア料理」「西洋料理」「甘いもの」「緑の味覚」「コーヒーアベニュー」の5つのテーマ別にゾーンを設けた。熟成刺し身やレモンジンジャー昆布茶、ボリビア産カスカラを使ったスパークリングコーヒーティーなど、新しいアイテムも並べる。蒸留ブランデーに漬け込んだ国産100%の梅酒、糖度13.5度の山梨県産プレミアム白桃「大糖領」なども並ぶ。

 香港でも関心の高い「健康」を切り口に、「塩分・糖分控えめ」レシピの講習会(8月13日)を開催するほか、香港のセレブリティーシェフによる料理デモンストレーションなども予定する。香港のカフェで最も人気のあるビーフ&エッグサンドを表彰する「ビーフ&エッグキング賞」や、「シェフズ・ダイアログ」では、香港の有名シェフ3人が料理や食事、食材選びのコツを披露するなど、多岐わたるプログラムも用意。

 16日まで5日間開催されるワイン&スピリッツ・フェア(特別版)では、新旧のワインを幅広く紹介している。Luna di Lunaのプロセッコや中国本土広東省寧夏のワインなど新しいエリアや商品も紹介。クラフトビールでは、北海道の「メロンエール」、香港の「MiMi Beer Ruby Roselle Gose」「Lion Rock Signature」など、フルーティーながら爽やか系のビールが人気を集めている。

 オープニングセレモニーには、香港政府のエドワード・ヤウ商務・経済発展長官も出席し、HKTDCのマーガレット・フォンエグゼクティブ・ディレクターは「現在の渡航制限の中、中国本土、カンボジア、フィンランド、インドネシア、日本、韓国、ノルウェー、フィリピン、ポーランド、タイ、ベトナムなど、香港以外の国からの団体と個人の出展者が、現地の代表者を通じて製品を紹介してくれたことに感謝する」と述べた。「これらの出展者の存在は、香港が、世界中の食品サプライヤーがビジネスネットワークを拡大できる理想的な取引プラットフォームとしての強みを示している」と付け加える。

 8月の展示会では、現金の使用を避け、接触を最小限にするため、会場ではチケットを販売せず、入り口の料金所で、オクトパスカードで支払う。来場者の流れを分散し、ピーク時以外の時間帯に来場してもらうように、朝と夜の入場券を特別価格で用意する。

 チケットは25香港ドル。Gourmet Zoneに入ることができるチケットは40香港ドル。開催時間は10時~22時(16日は18時まで)。Gourmet Zoneのみ15日まで。

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