食べる

香港SOHOのガストロパブ「Staunton's」 新オーナーの下で復活へ

ヒルサイドエスカレーターからも目立つ場所にある「Staunton's」 

ヒルサイドエスカレーターからも目立つ場所にある「Staunton's」 

  • 0

  •  

 香港の士丹頓街にあるレストランとして知られてきた「Staunton's (スタントンズ)」(G/F & 1/F, 10-12 Staunton Street SoHo TEL 2739 3666)が6月5日、新経営陣の下で復活し、リニューアルオープンした。店がある通りはビストロが集まっていたが、コロナ禍の影響を受け多くの店がクローズした。

イギリスの定番メニューを中心に提供

[広告]

 同店は士丹頓街と些利街の角の場所で、2階建ての店で屋内とテラス席が両方あり、エレベーターを行き交う人の様子も良く見える。ヒルサイドエスカレーターができたのは1993年のこと。これによりこの周辺には外国人が住み始めるようになり、かつてとは違うコミュニティーが生まれていった。この流れで同店は1997年にオープンし、SOHOのアイコンとして英国にちなんだガストロパブとして人気を博していた。今回の再開で、外観の色なども白ですっきりとした印象に刷新しながらも、以前と同様、テラス席から人の動きが良く見える造りになっている。

 もともと、香港のミッドレベルのエスカレーターを上ると、同店周辺はドリンクを楽しむ客や階段に座る客、オープンエアで交流する客でいっぱいになるのがこのエリアの景色だった。しかし同店もコロナ5波の影響で閉店を余儀なくされた。同店の新オーナーはもともと、前のオーナーの下で9年働いた経験があり、この経緯から同じ名前で営業することを許されたという背景がある。

 本場ロンドンのカレーストリートともいわれる「Brick Lane」で提供するスタイルのカレー「Chicken tikka butter masala」から、イギリスやアイルランドの伝統的な料理で、マッシュポテトと一緒にソーセージを出す「Bangers & Mash」(以上168香港ドル)まで、英国を代表する食べ物に敬意を表したメニューが並ぶ。バーガー類も、定番バーガー「Beef & Cheese」(168香港ドル)、斬新なインド風スパイスラムを使った「Baba Ji Burger」(178香港ドル)などを用意した。

 白身魚のフライ「Fish fingers」(108香港ドル)には、ミントソースとタルタルソースを添える。香港がメルティングポット(人種のるつぼ)であることからもイギリスだけにこだわらず、ニンニクとネギをカリカリに揚げた「Sticky adobo wings」)やスパイシーでクリーミーなキムチマヨを添えた韓国風唐揚げ「Korean Fried Chicken」(以上98香港ドル)など、アルコールのあてになるメニューも多く取りそろえた。

 終日同メニューを提供するが、ランチタイムにはセットメニューも用意し、「Fish & chips」(138香港ドル)や「Sirloin Steak」(198香港ドル)などのメインに、前菜としてスープかサラダ、デザートやドリンクなどを付けて提供する。

 メレンゲと生クリームとイチゴで作る「Eaton Mess」(68香港ドル)や、スポンジのチョコケーキにトフィソースをかけ、アイスクリームを添えた「Sticky Toffee Pudding」(78香港ドル)など、イギリスの伝統的なスイーツも用意した。

 10種類以上のビールを取りそろえるほか、「Cosmopolitan」(80香港ドル)やクラシック、マンゴー、ストロベリーのフレーバーから選ぶことができる「Daiquiri」(80香港ドル)など、クラシックな定番カクテルも用意する。

 営業時間は12時~深夜(土曜・日曜・祝日は10時~)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース