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香港に「焼肉たけ田」 海外初出店、黒毛和牛食べ放題で営業

日本焼肉「香港 焼肉たけ田(武田) 」が沙田駅直結のショッピングモール「新城市廣場」にオープンした。

日本焼肉「香港 焼肉たけ田(武田) 」が沙田駅直結のショッピングモール「新城市廣場」にオープンした。

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 日本焼肉「香港 焼肉たけ田(武田) 」が7月1日、香港・沙田駅直結のショッピングモール「新城市廣場」(Shop A325, 3/F, Phase 3, New Town Plaza, 18 Sha Tin Centre Street, Sha Tin)にオープンした。同ブランドを展開するミナモト社は日本国内では「焼肉ホルモンたけ田」を全国各地に展開するが、香港市場については、「黒毛和牛食べ放題モデル」を採用し、現地FAMOUS CROWN DEVELOPMENT社とのフランチャイズ契約で展開する。

日本の横丁風の装飾を施した店内の様子

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 店内に入ると昭和の面影を連想させる日本の横丁の装飾を施したダイニングエリアや和風格子の座敷席まで、さまざまな空間を提供する。ボックス席を中心に約140席を配置した。和牛焼肉に加え、海鮮焼きや屋台料理など日本文化堪能できるように設計する。

 ミナモト社の細田源太代表取締役も来港し、「海外進出の中では香港、シンガポール、マレーシアを重要な候補地として考えていた」と話す。その中で日本のフランチャイズショーで香港の林嘉俊さんとの出会いがあり、香港を最初の出店地として選んだ。

 今回香港で導入するシステムは、日本国内の渋谷や新宿、池袋で展開する「食べ放題」を中心とする形態だが、これを導入したのは昨年の夏のこと。実はこれは、細田さんが香港進出に向けて市場調査をする中で見つけた「香港で食べ放題の火鍋店のシステム」がベースになっている。「火鍋屋のプレゼンテーションを焼き肉に持ち込んで、圧倒的な付加価値をつけて強いインパクトを出した。香港から逆輸入したものをまた一部を香港仕様にアレンジして臨んだ」という。

 和牛は鹿児島から直送する最高級A5黒毛和牛を使う。希少部位の食べ比べなどもできるようにしたメニューは全部で4種類の食べ放題コースを用意し、それぞれのコースごとにオーダーできる内容が異なる。

 武王コース(242品食べ放題)=598香港ドル、大将コース(224品食べ放題)=498香港ドル、中将コース(190品食べ放題)=398香港ドル、少将コース(120品食べ放題)= 298香港ドルに設定し、「武王」と「大将」は180分、「中将」と「少将」は120分を制限時間とする。身長100センチ以下の子どもは無料、100~140センチの子どもは半額となる。ランチ時間にはご飯とみそ汁の定食も用意する。

 大将コースは4人以上で和牛が船盛りで登場。A5ロースをすき焼きスタイルで提供したり、網からはみ出る大きさのリブロースも用意した。赤身肉の魅力も発信しようと「ミスジ」や「トウガラシ」なども提供する。ご飯は各テーブルごとに小さな羽釜を用意し、入店と同時に炊き始める。

 加えて、香港には海鮮文化が根付いていることから、海鮮市場からの直送も含め、エビ、マキガイ、はまぐり、アワビ、ホタテなどその日の仕入れ状況に応じた海鮮も用意。店内に生け簀も設ける。ホルモン類もローカル麺では一般的なことから、地元の新鮮なものを組み合わせてラインナップに入れ込んだ。

 フランチャイジーがベーカリーショップを展開していることから、自社製菓の強みを活かしたスイーツビュッフェコーナーも用意した。タルトやガトーショコラ、ロールケーキに加え、ソフトクリーム自家製のわらび餅なども並べる。

 日本国内で元祖名物の「蛇口レモンサワー」が楽しめるドリンクバーコーナーも破格で用意した。30香港ドルの追加で、自家製スイーツビュッフェ&ソフトドリンクバーを提供し、30香港ドル追加で、「蛇口レモンサワー」を含むアルコールを提供する。座席の横にレモンサワーのタップがある区画もある。

 1日300~400人の来店を目標に、「大湾区の一部を含めて香港地区として15店舗の出店を狙い、アジア地区全体で100店舗は出店していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~23時。

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