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銅鑼湾にバンコク発タイ料理店-タイに渡った香港人が再び香港で

甘さを抑えたクレープは抹茶のほかにマンゴーやバナナピーナツなど5種類で提供する

甘さを抑えたクレープは抹茶のほかにマンゴーやバナナピーナツなど5種類で提供する

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 中華料理店や火鍋店などの飲食店が立ち並ぶ銅鑼湾メーン通り裏手のジェフロード(謝斐道)にタイ料理店「Bug & Bee」(G/F to 2/F., 456 Jaffe Rd, CWB TEL 3460 4900)がソフトオープンして約1カ月がたった。すでにタイに加え台湾で2店舗を展開する同店は創業10周年を記念して、香港への出店を果たした。

通常のタイ料理店とは異なる雰囲気の店内

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 タイで「Bug & Bee」を創立したのは香港人のアンドリューさんとトニーさん。今から13年ほど前、タイに移住した。「観光客が多いバンコクでは、伝統的な作り方を守るよりスピードが最優先されているため、なかなか本格的なタイ料理の味が味わえないのが悲しいところ。われわれは香港人でありながら、タイ料理が好きでやっているので、作り方や味付けなどは熟知している。タイの味を守りながらフュージョン料理ができないかと一念発起で作った店がこの店」と、オーナー兼フードクリエーターのアンドリューさんは出店のきっかけを話す。

 ソフトオープン後、口コミで行列ができるほど人気を呼んでいる香港店はバンコクの本店と同じメニューで展開し、カレーなど通常のタイ料理メニューも豊富だが、一部スイーツなどはフュージョンスタイルで提供。香港店の「一番人気」は、マンゴーを取り入れた「芒果芝士鶏卷」(62香港ドル)と春夏シーズンに向けて新しく開発した「緑茶意大利芝士千層可麗蛋●」(35香港ドル)。ウクライナ料理のチキンキエフにインスパイアされて作り出した「芒果芝士鶏卷」は、ハムとチーズの代わりに熟成した甘いマンゴーを使い、鶏胸肉で巻き、小麦粉、溶き卵、パン粉で衣をつけて揚げたもの。外側はサクサク、中は鶏肉の肉汁とマンゴーの甘いジュースが味わえるという。「デザートとして提供する『綠茶意大利芝士千層可麗蛋●』は、こんがり焼いた薄いクレープで、ソフトクリームのようなクリーミーな食感と甘さをもつクリーム、そして京都産の抹茶とラム酒をミックスしたパウダーをまぶしたビスコッティとたくさんの食感が楽しめる」と工夫を凝らしたオリジナルメニューに自信をみせる。

営業時間は11時30分~23時。

●は米へんに羔。

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