蘭桂坊にタイ焼き鳥専門のテークアウト店 深夜営業で人気集める

タイスタイルの串焼きもさまざまな種類が

タイスタイルの串焼きもさまざまな種類が

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 香港・蘭桂坊に7月27日、タイ料理の串焼きに特化したテークアウト専門店「Grill Cambo」(G/F., 17-19 D’Aguilar Street, Central, Hong Kong Tel:2530 1022)がソフトオープンした。

美人看板おかみと評判のゾーイさん(左)と夫で金寶のレストランを経営するアレックスさん。

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 経営はタイ料理の集積地九龍城と尖沙咀のショッピングモールThe Oneでタイ料理店を経営している「金寶(Cambo)」。気軽に注文できるだけでなく、タイ料理でも香港では珍しいスタイルということで早くも人気を呼んでいる。

 Grillを切り盛りするのは金寶のオーナー、アレックスさんの妻であるゾーイさん。金寶で出店するのではなく、あえてバーベキュースタイルを選んだ理由について、「蘭桂坊は踊りに行く人が大勢いるが、その後、おなかがすいている人も多い。」と話す。「この辺りだと夜遅くに気軽に食べるに店は茶餐庁しかなく、バーベキューのテークアウトにすれば簡単に注文して食べられるし、ビールともよく合う」とも。

 ゾーイさんは店のデザインも手掛けており、ガラス張りのオープンキッチンスタイルにすることで焼くプロセスをみせるだけではなく、実際の串焼きを店頭に並べることで、分かりやすさを追求した。長年、タイ料理店を経営していることから、調理シェフにはタイ人を起用する。「シェフに関しては心配ないが、受付の人たちは人材の入れ替わりが激しいのでトレーニングしてもすぐやめてしまう可能性があり、高いサービスの質を維持することが大変。今は深夜の3時ごろまで店に出て、接客したり、細かな指示を出したりしている」とゾーイさん。床の隅々の汚れにまで気を配るなど、清潔さも重視している。

 メニューはチキン、ビーフ、ポークなどを中心に8種類。シーフードはイカ、エビなど8種類、アスパラガス、パイナップル、ベビーコーンの野菜が3種類など。価格は15~70香港ドルまでの手頃な価格設定。熟成肉の販売もしており、サーロインは250香港ドル、テンダーロインは280香港ドルで提供する。

 ソースはスパイシーコリアンダーソース、グリーンカレーソース、ガーリックチリ&ライムソース、グリルビーフソースなど7種類あり、いずれも同店のグループレストランが提供する自家製ソースを用意。「ソースは私たちのお薦めをつけるので、選ぶことはできないが、スパイシーさについては希望を伺う」とゾーイさん。牛肉を使ったショートリブ(40香港ドル)は、レモングラス、チリペッパーなどをいれたグリルビーフソースがつく。肉はジューシーでそのまま食べても十分だが、ソースは最初甘くそのあと辛さが出てきてきてアルコールに合う味に仕上げたという。

 イカ(20香港ドル)は、ガーリックチリ&ライムソースで仕上げ、ライムとコリアンダーがアクセントとなっている。ポークネック(20香港ドル)、鶏皮(25香港ドル)、タイスタイルのかまぼこをグリルしたタイフィッシュケーキ(25香港ドル)も人気という。タイ式海南鶏飯と串焼きと帯チャーハンがセットになったランチメニューも販売している(60香港ドル、レモンティー付き)。

 タイのシンハービールは、ボトル(25ドル)、ドラフト(35ドル)を取りそろえる。客層は香港人、日本人、西洋人と多種多様で、23時以降に小腹すいた客が集まり、週末は店の前で立ち飲みで串焼きを楽しむ光景が増えている。

 営業時間は11時30分~翌5時30分。

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