食べる

香港のケネディタウンにクラフトビールレストラン「GRAIN」 店内に醸造設備

客層は欧米人が多く、平日だけでなく週末のメニューも充実

客層は欧米人が多く、平日だけでなく週末のメニューも充実

  • 49

  •  

 香港島の住宅街でもあるケネディタウンに5月13日、レストランとクラフトビールバー複合型の「GRAIN」(G/F, Shop 1, New Fortune House, 3-5 New Praya Kennedy Town,Hong Kong Tel: 3500 5870)がオープンした。

店内には24のタップが並ぶ

[広告]

 同店は香港で飲食店を展開するWoolly Pig Hong KongとクラフトビールメーカーであるGweilo社が提携したレストランで、以前は小麦粉店だったことから「GRAIN」と名付けた。ネディタウンのウオーターフロントに位置し、150人を収容できる。店内には研究開発用の醸造施設「Gweilo Brewlab」があり、発売前に新しく開発されたビールを試飲することができる。

 メインダイニングルームはオープンキッチンがあり、木製のテーブルとフォレストグリーンとブラウンのファブリックを使い、65人を収容できる。入り口付近にはワークショップとビールテイスティングができるスペースを設けた。ワークショップでは新商品を試飲することができ、醸造プロセスについて説明する。

 Gweiloは現在、4大陸8カ国で醸造を手掛け、ラガー、ペールエール、セッションIPA、ヘイジーIPA、シトラスクラッシャー、アメリカンIPAの6種類のコアビールに加え、定期的にリミテッドバッチやコラボレーションアイテムをリリースしている。

 バーには24のタップを設置し、数多くのブルワリーが造ったビール(60香港ドル~)をローテーションで提供する。併せて、Gweilo社のジンとCapi社のトニックを使った「ジントニック」(70香港ドル)など、タップサービスのカクテルも用意する。「パイナップル・モヒート」(70香港ドル)は、GRAINで人気のカクテルの一つ。

 料理チームを率いるのは、ヘッドシェフ、マシュー・ジームスキー(Matthew Ziemski)さん。英国の高級ホテルや有名なガストロパブで活躍してきたマシューシェフは2019年に香港に移り、Woolly Pig香港のレストラン「Big Sur」の指揮を執ってきた。

 フォカッチャをベースにしたクリスピー感のあるピンサピザは最低でも48時間低温発酵し、高熱のオーブンで調理する。モッツァレラ、豚の頬肉の生ハム「グアンチャーレ」、ペコリーノ、卵黄をトッピングした「カルボナーラ」(190香港ドル)が人気だという。

 ビールと料理の関連性をひもとくように、さまざまな食材を採り入れたガストロパブ料理を提供する。バー専用スナックメニューには、チーズ入りのハッシュドポテトにグレービーを添えた「Potato & Cheese Hash」(175香港ドル)や、焦がしリンゴのケチャップとセロリのレムラードを添えた自家製ポークとビールモルトのソーセージ「Pork and Beer Malt Sausage」(120香港ドル)などを並べる。黒タラのフィレ「Crumbed Black Cod」(220香港ドル)は、中身にブラウンシュリンプを詰め、モルティなグレーンビールでコーティングして衣をつけて揚げたもので、マスカルポーネ入りのアボカドピューレとハーブサラダを添えた。

 週末はアラカルトブランチを提供。ポークとビールモルトのソーセージ、チーズ入りハッシュドポテト、ビール豆、ベーコン、ポートベロー・マッシュルーム、目玉焼き、スタウトビールのブラウンソースを使ったプレート「Full Monty 」(155香港ドル)なども用意。

 日曜の12時~20時は、週替わりでローストメニュー(280香港ドル)も提供する。

 営業時間は12時~24時(月曜は22時まで、土曜は10時~、日曜は10時~22時)。現在は新型コロナ肺炎措置に準じて営業している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース