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香港政府、防疫措置を一部緩和 香港-日本便は各社強化へ

着実に便数も増える香港と日本を結ぶ航空路線

着実に便数も増える香港と日本を結ぶ航空路線

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 香港政府は9月30日、新型コロナウイルス対策の防疫対策について10月6日より一部を緩和すると発表した。レストランでは1テーブルあたり8人が12人に、バーでは1テーブル4人が6人までとなる。また、キャセイパシフィック航空など航空会社各社は政府指定ホテルの強制隔離が9月26日から廃止されたことを受け香港-日本間のフライトの増便を相次いで発表している。

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 香港は4日現在、検査による陽性反応を示した人は177万6409人、最終確定した累計感染者は41万6053人、死亡者は1万176人となっている。新規感染者は3529人、うち313人は海外からの輸入症例だ。一方、ワクチン接種者については、1回目が687万5636人(94.2%)、2回目を終えた人は670万6346人(92%)、3回目も終えた人は548万2359人(79.1%)、4回目が45万9181回となっている。

 香港政府は、オミクロン株の新規感染者が減少傾向にあること、ウィズコロナを推進に経済を回す観点などから防疫措置の一部を緩和することを決めた。今回は1度に集まることにできる人数の緩和が基本となっている。

 レストランでは1テーブル8人までが12人に、宴会120人から宴会人数240人にまで緩和される。バー・パブ、ナイトクラブは1テーブル4人が6人となる。

 ゲームセンター、フィットネスセンター、娯楽場所、パーティールーム、美容院、、マッサージ、カラオケ、麻雀、体育施設、スイミングプール、ホテル、クルーズ船、宗教施設などはすべて1度に会する人数が12人までに増えた。

 ただし、営業時間、「疫苗通行證(Vaccine pass)/ワクチンパス」を基本とする「安心出行(LeaveHomeSafe)」の黄色表示にされている人に対する入場制限、公共の場や公共交通機関でのマスク着用義務と公衆での集まりを制限する「限聚令」については最大4人についての変更はない。なお、この措置は10月19日まで行われる。

 政府指定ホテルでの隔離が9月26日よりなくなったことから各航空会社は利用者が増加すると予測。香港と日本を結ぶ路線について増便することを発表している。キャセイは、11月1日より香港-羽田間を週7往復(1日1便)、12月1日から香港-新千歳空港間を週4往復で再開する。11月以降には香港-関西国際空港間についても週14往復(1日2便)に増便させることを表明した。日本航空(JAL)は香港-羽田線について香港発の運航を10月31日から再開し、月、火、木、金、土曜の週5往復を運航する。また、全日本空輸(ANA)もJALと同じ10月31日より香港-羽田線を月、水、金、土の週4往復で再開させる。

 格安航空会社の香港エクスプレスは、10月11日より香港-成田、香港-関西、香港-福岡各線を10月11日から1日1往復に増便する。香港-那覇を10月16日から週4往復、香港-中部国際空港線を10月24日から週4往復で再開する。

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