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光を利用した撮影方法を学ぶワークショップ 「印象∞香港」の一環で

ビクトリアハーバーに向かった屋外に作られた特設会場で開催

ビクトリアハーバーに向かった屋外に作られた特設会場で開催

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 光と光の反射を利用した写真の撮影の仕方を学ぶワークショップ「光影楽遊(Light Painting @ Playful Hong Kong)」が10月27日から、中環(Central)にある愛丁堡広場(Edinburgh Place)に設けられた会場で開催される。香港の発展局(Development Bureau)と規劃署(Planning Department)の主催。

夜景の撮影機会も多い香港ならでは

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 中環にある大会堂(City Hall)内の展城館(City Gallery)と大会堂に隣接したスペースにできた特設会場では6月20日から、香港の中国返還20周年を記念して「印象∞香港(Hong Kong Impression Exhibition)」を開催しており、同イベントもその一環。特設会場は、上から見ると「∞」の形をした面積500平方メートルに及ぶ建築物で、毎日19時~23時に建物がライトアップされている。

 「印象∞香港」は会場を「宜・居(Liveable Hong Kong)」「展・望(Visionary Hong Kong)」「藝・文(Cultural Hong Kong)」「楽・遊(Playful Hong Kong)」の4つのテーマから成り、作品の展示やまちづくりの方法などをスクリーンで紹介する。長きにわたり香港は、芸術性を感じることのない無機質な建築も多かったが、最近では建築物のみならず、さまざまなモノ、コトに芸術性を取り入れ日々の生活をより豊かにしようという考えが広まり、開催したもの。

 「Visionary Hong Kong(展・望:先見性のある香港)」ゾーンでは、ポストモダニズムの手法を用い、インタラクティブ技術、照明や革新的な素材を活用し、5つのアイコニックなモデルによって香港の主要な開発プロジェクトを紹介。さまざまな芸術運動に着想を得て、都市計画とインフラ整備によって香港がアジアの世界都市へと発展を遂げてきた過程をインタラクティブに紹介する。

 「Cultural Hong Kong(芸・文:文化的な香港)」では、一流のクラシックとコンテンポラリーの視覚芸術・舞台芸術などを楽しめる西九龍文化区の視点から芸術の未来も探る。

 ワークショップを数多く設定し、「体験すること」に主眼を置く同展。ライトペインティングは「楽・遊」のテーマの一環で写真撮影のワークショップだが、夜になると特別建築物が幻想的にライトアップされることから、光を利用してきれいに撮影する方法を専門家から学ぶ機会を提供する。夜景などの光や光の反射を利用した撮影は、デジタルカメラやスマートフォンの性能が上がっているとはいえ、露出の調整などが難しい。それらを分かりやすく学び、自分で撮影してみようというもの。香港は100万ドルの夜景に代表されるように、ネオンサインが光り輝いているため夜の街を撮影する機会が多いこともあり、企画したという。

 申し込み方法は、「印象∞香港」のサイトにある申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、指定されたメールアドレスに送る。ワークショップは19時~22時の間の各回15分ずつ、1日12回行う。参加無料で先着順。ワークショップは10月28日と11月3日・4日にも行う。「印象∞香港」は11月30日まで。

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