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「香港ワイン&ダインフェス」開催へ オンラインとオフラインのハイブリッド形式で

オンラインでのプログラムも多数用意した今年の「香港ワイン&ダインフェスティバル(Wine & Dine Festival)」

オンラインでのプログラムも多数用意した今年の「香港ワイン&ダインフェスティバル(Wine & Dine Festival)」

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 香港政府観光局(HKTB)は11月1日から、毎年恒例のイベント「香港ワイン&ダインフェスティバル(Wine & Dine Festival)」を開催する。新型コロナウイルスの影響で2020年はオンライン形式だったが、今年はオフラインとオンラインのハイブリッド方式で運営する。

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 香港ではワクチン接種完了率が65%を超えているほか、市中感染をほぼ押さえ込んでいることから、2年ぶりにリアルイベントでの開催にもこぎ着けた。これまでは中環(Central)のハーバーフロント・イベントスペースにて開催していたが、密になることを防ぐためイベントに参加するレストランを個別に訪れるスタイルを取る。

 オフラインで参加するレストランは、中環(Central)、堅尼地城(Kennedy Town)、湾仔(Wan Chai)、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の4カ所が会場となる。中環では「Foxglove」「The Pontiac」「Cafe Claudel」など13店が参加。堅尼地城は「Alvy’s」「Fish & Chick」「11 Westside」の11店が名を連ねた。湾仔では「The Roundhouse Chicken + Beer」「Crepes Delicious HK」「遊」など18店。尖沙咀は「INK-Seafood Bar」「Namo Avant Thai Restaurant」「PABLO Modern Mexican Cocina」の10店など。

 支払いはトークンで、250香港ドル(5トークン)か500香港ドル(10トークン)分をClityline.comで購入したうえで、興味がある参加店が用意するメニューを楽しむ(基本的に3~5トークン分)。トークンがなくなれば1トークン当たり50ドルで追加購入できる。テイスティングをする現場ではレストラン側がQRコード提示するので、それをスキャンする形となる。

 今回は中華料理にも特に力を入れており、香港を代表する18人の中華料理人が「Chinese Omakase by Masterchefs」をテーマに、自由な発想で作った料理を創作した。テーマにある通り「おまかせ」であるため、どのような中華料理が食べられるのかは現時点では分からない。参加するシェフは「ミシュラン」3つ星「龍景軒(Lung King Heen)」の陳恩德(Chan Yan Tak)シェフ、ミシュラン1つ星「萬豪金殿(Man Ho Restaurant)」の鄧家濠(Jayson Tang)シェフなど。料金は1,000香港ドル~3,000香港ドルを予定。

 「Travel By Palate」と呼ぶ企画は、香港にある日本食、イタリアン、ドイツ、ネパールなど世界各地の味を提供するレストラン250店が参加して、料理が最大30%引きになるもの。ワイン&ダインフェスティバルの公式ウェブサイト内にある専用ページから予約する必要がある。

 オンラインは11月6日・7日、同13日・14日にアルコール関連の専門家による動画9本をオンデマンドで公開。香港で人気のバー「Penicillin Bar」のアグング・プラボウォ(Agung Prabowo)さんによるオンライン・マスタークラスは、同店がジャガイモの皮はバーのおつまみに、余ったパンやチーズは新しい蒸留酒にするなど、食材廃棄を最小限に抑えていることから、「Sustainable Cocktail(サステナブル・カクテル)」と題して行う。ワインや蒸留酒に関するトレンドの話題や「Tasting On-Air(オンエア・テイスティング)」プログラムなども予定。10月26日には専用サイトの動画で紹介したお酒のテイスティングキット(250~750香港ドル)の販売も始めた。

 11月30日まで。

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