大型テーマパークの海洋公園（Ocean Park）で現在、ハロウィーンの特別イベントが開催されている。迷宮からの脱出ゲーム、ホラーショー、ハロウィーン用の特殊メークサービス、スペシャルディナーなど幅広い内容を用意した。

今年は特別メニューの中にハロウィーン弁当も用意

　同園は、コロナ禍の2021年6月に「Water World」をオープンするなど、ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた積極的な投資を行っている。一方、ハロウィーン、クリスマスなどのイベントは継続して行っており、長年、香港市民を楽しませてきた。

　今年のハロウィーンのテーマは「宇宙」。お化けに宇宙という要素を加えることで、恐怖のみならず幻想的な世界を加味して来場者を楽しませる企画を立てた。アトラクション「遊戲開始！鬼屋四重奏（Game up! Quartet haunted attractions arise）」は大きなお化け屋敷。内部は4つに分かれており、地球を脱出して宇宙に向かうというテーマを据えた。「惡靈廢墟（Ruins of the Damned）」は専用アプリをダウンロード後、荒廃した街や森の中を歩きながらアプリを使って宝物を探す新しいタイプのアトラクション。

　「秦陵大逃脱（Mausoleum of Madness）」は中国の古代にワープし、迷路に迷い込んだ設定で、そこから脱出を図るゲーム。兵馬俑の敵が追ってくるので捕まらないようにしなければならない。「咒偶（The House of Wraith Puppet）」は呪われた家を探検する。大広間、客室、浴室などを巡るが、至る所で恐怖体験ができる仕掛けを用意する。

　ほかにも、海濱樂園廣場（Waterfront Plaza）では「弊??，糖仔唔見?（On no, Where’s Candy Sweetie？）」「失控大亂鬥（Smash Chaos）」「晝夜鬼魅時分（Darkness Invasion）」というハロウィーンをテーマにした舞台を上演する。ホラーでありながらも子どもが楽しめる作品に仕上げたという。一方、高峰樂園（The Summit）でも「魔間應援團（Hellvision Dance-off）」「亡靈大巡遊（Eternal Army March）」という2つのショーを開催する。

　併せて、ハロウィーン用の特殊メークのサービスも用意。顔、腕などにカボチャ、クモなどをあしらったペイントを施す。ハロウィーン用の特別料理も用意した。エビ、アボカド、スモークチキンのサラダ、エビなどが入った春巻き、アワビ、ホタテなどが具材のチャーハン、チーズケーキなどの特製弁当を208香港ドルで販売。公園内にあるレストラン「冰極餐廳」（Tuxedos Restaurant）では、ローストチキン、桃、オリーブなどをのせた特製パンプキン・ピザ（238香港ドル）などのメニューを提供する。

　入場料は、大人（12歳以上）＝360香港ドル、子ども（3～11歳）＝216香港ドル。両チケット共にオーシャンパーク内で利用できる30香港ドル分の電子マネーが付く。開催日は10月14日～16日、21日～23日、28日～31日。